ボートに空いてしまった穴を指でふさいで生き延びた男
56歳のヨットマンであるStuart Wallace氏がボートに空いてしまった穴を指でふさいで浸水を抑え、もう一方の手で無線を使って援助を呼び、一命を取り留めたそうです。
Wallace氏は「普通の人には大事件だと思えないかもしれませんが、船に少しでも穴が空くと、大量の水が入り込んで数分で沈んでしまいます。そのため、私はすぐに穴をふさがなければなりませんでした」と語っています。
詳細は以下から。Yachtsman plugs hole in boat with finger to stop them from sinking - mirror.co.uk
ボートのバルブが壊れて1インチの隙間ができてしまい、全長約8メートルのボートに浸水が始まったのを知ったWallace氏は、右手の人差し指で隙間をふさぎました。しかし、そのままだと操船ができなくなるため、運良く左手が届く範囲にあった無線機を使って救援を要請。Wallace氏は「穴をふさいでから1時間ほどして、王立救命艇協会が到着しました。損害は指がはれたことだけだったことに感謝します」と述べています。
今ではボートの修復も完了しているのですが、救命艇のリーダーであるSteve Hockings-Thompson氏は「指で浸水を防ぐというのは異常だが、Wallace氏の迅速な判断がなければ1時間以内にボートは沈んでいただろう」と話しており、かなり危機一髪の状況だったようです。
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