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転送速度560Mbps、かざすだけで大容量ファイルを高速転送できる「TransferJet」が実用化へ


かざすだけで大容量ファイルを高速転送できる新しい近接無線転送技術「TransferJet」をソニーが開発したことを以前お伝えしましたが、実用化に向けて動き始めました。

転送速度がUSB2.0の最高速度である480Mbpsを上回る560Mbpsの「TransferJet」ですが、実用化されれば、デジカメや携帯音楽プレーヤーからファイルを転送するときなどに、パソコンと機器をケーブルで接続する煩わしさから解放されることになります。

詳細は以下の通り。
Sony Japan|プレスリリース | 新たな近接無線転送技術「TransferJet」の相互接続仕様を確立するためのコンソーシアム設立

このリリースによると、ソニーをはじめとした大手メーカー各社は、今後増加が見込める高精細な映像コンテンツや音楽ファイルの高速データ転送を可能にするために、新たな近接無線転送技術「TransferJet」の相互接続仕様の確立に向けたコンソーシアムを設立することで合意したそうです。


「TransferJet」は従来の無線技術の課題であった複雑な接続設定やデータ転送の不安定さといった課題を解決し、560Mbpsの高速データ転送が可能な無線技術で、通信したい機器同士を直接かざすだけで通信を行うことができるというもの。

そして従来の無線システムのような複雑な接続設定やアクセスポイントが不要になるため、デジタルカメラを直接テレビにかざすだけで静止画を画面に映し出したり、携帯電話をオーディオ機器に直接かざして音楽ファイルを転送するといった幅広い利用法が見込めるとのこと。

そして新たに設立されるコンソーシアムは「TransferJet」搭載機器が相互接続性を確保するための規格やガイドラインの策定などを通じて「TransferJet」の普及と市場形成を目指すもので、キヤノン、Kodak、日立製作所、ビクタ、KDDI、ケンウッド、松下電器、ニコン、オリンパス、パイオニア、SAMSUNG、セイコーエプソン、Sony Ericsson、東芝が名を連ねています。

公式サイトは以下から。

TransferJet

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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