家電量販店の「ややこしいチラシ」が無くなります
「パソコンが安いと思ったら、プロバイダ同時加入時の値段だった」「価格に斜線が入っていて『さらに値引き』などと書かれているが、実際の価格が分からない」「ポイント還元が分かりづらい」など、ややこしいことが多い家電量販店のチラシですが、ようやく分かりやすくなるそうです。
詳細は以下の通り。
(PDFファイル)家電公取協ニュース Vol.96
このページによると、家電メーカーや家電量販店で構成されている「全国家庭電気製品公正取引協議会」が行った消費者懇談会において、家電量販店のチラシについて消費者側から以下のような意見が寄せられたそうです。
・「他店より安くします」と表示しているが、実際に安くするための条件が不明りょうで、1時間も待たされたことがある。
・パソコンを購入する際、特定のプロバイダーに加入した場合の値引き後の価格だけでなく加入しない場合の価格も大きく表示してほしい。
・店頭で、「この商品は売れてます」「おすすめNo.1」などの表示をみかけるが、本当に売れているのか、どのような理由でおすすめなのかわかりづらい。
・ポイント還元を実施する販売店が多いが、各社の仕組みがまちまちで消費者にとって、どの販売店のポイントが得なのかわかりづらい。
・チラシに「サービス品」とあったので、セール初日の開店前に並んだが商品が置いてなかった。チラシをよく見ると、小さい字で「取り扱っていない店舗もあります」と書いてあった。取り扱いのない店舗があるなら、もう少し大きく表示してほしい。
このような意見に対して、家電量販店側は「小売業表示規約の改正の議論は、意見の集約に時間がかかっている状況だが、チラシや店頭表示が消費者にとってわかりやすくなるよう規約の改正を実現させたい」と述べたとのこと。
そして以下の日本経済新聞の報道によると、9月から価格に斜線が入ったチラシが自粛されるようになるそうです。また、自粛規定に違反した場合は罰則が科せられるとのこと。
チラシ斜線入り価格、9月自粛へ 家電量販店
これで安心してチラシを見ることができるようになるのでしょうか…。
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