ゴミ箱使用中止のお知らせ
6月13日(金)から7月9日(水)までの間、ゴミ箱の使用が中止されるそうです。
詳細は以下から。
場所は大阪にある阪急梅田駅
こんな感じで段ボールでふたがしてある状態
2008サミット関連会合のため、ゴミ箱の使用が中止になる、と。
調べてみると、こういった「テロの恐れがあるからゴミ箱を使えないようにする・撤去する」という動きは2004年3月11日に起こったスペインの列車テロ事件が原因らしい。
駅からゴミ箱が消えた理由 | エキサイトニュース
しかし、なぜ先週になってテロ対策を強化することにしたのだろうか。何か日本の危険度が高まるような背景はあるのだろうか。今度は国土交通省鉄道局に話を聞いてみた。
「ご存知の通り、3月11日のスペインの列車テロ以降、日本でも警察を中心に警備強化を徹底していこうという一連の動きがあります。その中で国土交通省としては鉄道会社各社に自主警備をしていただくことを決定しました。いま特に日本の危険度が高まるような何かがあったというわけではありません」
今回の阪急の場合は一時的なものなのですが、鉄道会社の中にはテロ防止のためと言っているものの、実際にはゴミ処理に掛かる経費を抑えたいだけ……というケースもあるとかないとか。
テロ対策なら駅長室前や鉄道警察の前にゴミ箱を置けば24時間監視付きなので大丈夫なのではないかと思ったら、既に以下のような感じで実行している模様。
テロ防止に向けた取組み - 相鉄グループ
駅係員の目が届かない場所に設置されていたゴミ箱については撤去しています。なお、駅係員の目が届く場所に設置しているゴミ箱については使用しています。
JRなどは中身が見える透明ゴミ箱を設置することによって対応しているとのこと。
なお、国土交通省のページにある「公共交通機関等におけるテロ対策の強化について」というのを読んでみると、
■バスターミナル内のゴミ箱の閉鎖・集約化
■船舶・港湾ターミナル内のゴミ箱の撤去又は集約化
■船内公共利用スペースからのゴミ箱撤去
■高速道路のSA・PAに設置されているゴミ箱の集約・撤去
・原則として1箇所を除き撤去し、監視強化→有人SA・PA541箇所
・撤去または封印→無人SA・PA等266箇所
(有人売店の食器等のゴミ入れ、自動販売機コーナーの空き缶入れ等、監視が容易なゴミ箱は存置)
■河川、ダム、海岸施設など、多くの人が集まる場所や重要な施設等におけるゴミ箱の撤去
といった感じでゴミ箱の撤去が進んでいるようです。
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