13歳少女、SNSで少年になりすました近所の47歳の女にいじめられて自殺
オレゴン州セイラムにミーガン・マイヤーという13歳の少女が住んでいました。彼女は2006年からSNSのMySpaceに登録していて、そこで16歳のジョシュという青年と出会いました。ミーガンは注意欠陥障害(ADD)と診断されていて当時苦しんでいましたが、ジョシュのおかげでかなり元気づけられていたそうです。ところが、突然ジョシュはミーガンの悪口を言いふらし始めたため、ショックを受けたミーガンは自殺してしまったそうです。
詳細は以下から。
Virtual Vigilantes Hold the Watch Over MySpace Teen's Suicide Tragedy (VIDEO) - Salem-News.Com
LiveLeak.com - MySpace teen suicide
13歳のミーガン・マイヤーさんがMySpaceに登録したのは2006年のことで、彼女はそこでジョシュ・エヴァンズという16歳の青年と知り合いました。注意欠陥障害で苦しんでいたミーガンはジョシュに元気づけられ、ジョシュもミーガンに告白するなどしてミーガンを支えていたそうです。
ミーガンさん。
ところが、このジョシュという青年は実在せず、正体はミーガンの近所に住むローリ・ドリューという47歳の女でした。ローリはジョシュになりすまして約1ヶ月間ミーガンとの付き合いを続けていましたが、関係を打ち切って「ミーガンはふしだらな女だ」「ミーガンはデブだ」などという悪口の投稿を始めました。ローリは印刷所を経営しており、従業員の男や娘らとミーガンに対する中傷のネタをかき集めていたようです。ミーガンの父、ロン・マイヤーはすべてうまくいくと娘を励ましましたが、2006年10月16日の夜にミーガンはベッドルームのクローゼットで首を吊って亡くなりました。父親の励ましから20分後のことだったそうです。
ミーガンの父、ロンさん。
母、ティナさん。
ロンは翌日にはMySpaceでジョシュになりすましていたローリのメッセージを発見、警察の動きを待ちましたが残酷なことにこのケースを処罰するような法がありませんでした。このため、ブロガーたちがローリの名前や住所、家族の情報、電話番号まで調べ上げ、一部の人間は現地へ車で行って「人殺し!」などと叫んでいたそうです。
ローリ・ドリュー容疑者。
このたび、ローリ・ドリューはロサンゼルスの連邦大陪審でミーガンに対する中傷目的の不正アクセスや共謀などの4つの罪で起訴されました。これらの罪はそれぞれ最大で禁固5年となる可能性があるそうです。なぜ彼女がミーガンを自殺に追い込むようなことをしたのかよくわかりませんが、ミーガンと同じ10代の娘がいたあたりに理由があるのでしょうか。
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