ハッカーが政府機関や軍のネットワークに侵入、個人情報600万件をインターネット上で公開
南米にある国、チリでハッカーが政府機関や軍隊のネットワークに侵入し、盗み出した個人情報600万件をインターネット上で公開したそうです。
先日GIGAZINEでイタリア政府が税金の支払いを促すために、全国民の所得を実名入りでインターネットで公開したことをお伝えしましたが、このハッカーはどういった理由からこのようなことをしたのでしょうか。
詳細は以下の通り。
BBC NEWS | Americas | Hacker leaks 6m Chileans' records
この記事によると、チリでハッカーが文部省ならびに軍隊のサーバーに侵入し、盗み出した600万件の個人情報をインターネット上で公開したそうです。盗み出された個人情報には身分証明書の番号や住所、電話番号、学歴などが含まれていたとのこと。
個人情報の公開は技術問題関連のブログフォーラム内で行われ、警察から連絡を受けたサイトの管理者によって2時間で削除されたそうです。なお、現地の新聞報道によると、ハッカーはチリ政府や軍隊のデータ保護が貧弱であることを示すためにこのような事件を引き起こしたとしています。
目的に対する手段に根本的な問題があるような気がするのですが、気のせいでしょうか…。
・関連記事
数百メガバイトの個人情報入りデータがわずか1万円で入手できる - GIGAZINE
ハッキングで人を殺すことが可能になるかもしれません - GIGAZINE
Winnyで警視庁の内部情報1万件を流出させた警察官が初の懲戒免職 - GIGAZINE
Winnyで児童の個人情報流出、男性教諭が自殺 - GIGAZINE
ネットの地下経済市場でクレジットカード番号は「1ドル」で買える - GIGAZINE
個人情報テスト用データを一気に5000件出力する「なんちゃって個人情報」 - GIGAZINE
DIONから約400万人の個人情報流出、恐喝未遂容疑で男2人逮捕 - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article here.