「クロスロード作戦」の水中での核爆発実験ムービー
1946年夏にアメリカ合衆国はマーシャル諸島のビキニ環礁で核実験を行いました。初めて事前に実施通告がなされたこの核実験が「クロスロード作戦」と呼ばれるもので、一つ目が「ABLE」という高度158mでの核爆発、二つ目が「BAKER」という水深27mでの核爆発です。
今回のムービーは「BAKER」、水中での核爆発実験ムービーです。
ムービーの再生や詳細は以下から。
実験はアメリカの戦艦アーカンソー、ペンシルヴァニア、空母サラトガ、潜水艦2隻、補助艦艇3隻、そして押収した艦として日本の戦艦長門やドイツの重巡洋艦プリンツ・オイゲンなど12隻を浮かべて行われました。
Underwater Nuke
結果、爆心に近い位置にいたアーカンソーやサラトガはほぼ瞬時に沈没、長門も3日間持ちこたえましたが、4日目の朝に関係者が見るとすでに長門は沈んでいました。
特集:核兵器の脅威 2005年8月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP
こちらも水中で核爆発を起こしたもの。最初に水蒸気が球状に広がり、中からきのこ雲が立ち上がってくる。
YouTube - UNDERWATER NUKE
今もビキニ環礁に沈む長門。現在、このあたりはダイビングスポットとして観光名所になっている。
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