レビュー

TeraStation Proのハードディスクがぶっ壊れたので交換してみた


ある日、編集部内で使用しているTeraStation Proという250GB×4台の合計1TBになっているNAS(LAN経由でアクセス可能な外付けハードディスクみたいなもの)から「ピー!ピー!ピー!ピー!」と警告音らしきものが。一体何事?と思って見てみるとなにやらエラーメッセージが表示されており、どうやら壊れてしまったらしい。RAID10で運用しているので、アクセス自体は問題なくまだ可能であるものの、このような片肺飛行を続けるわけにはいかないので、交換用のハードディスクを購入して交換してみました。

というわけで以下、ぶっ壊れた際になる警告音ムービーや交換の様子などのレポートをお送りします。
まずは壊れた際の警告音から。ムービーだと小さな音に聞こえますが、実際にはかなりけたたましい音です。



エラー時の表示。ほこりまみれなのはご容赦を。


DEGRADE MODE(デグレードモード)とはいわゆる「縮退モード」のことで、一応アクセスはできるが冗長性が確保されていないよ、という意味。今回はRAID10なので、ハードディスクが一台程度壊れていてもアクセス自体は可能でした。


この音は本体の正面右にある「DISPLAY」ボタンをクリックすれば停止するものの、やはりこのような片肺飛行を続けていては何のためのRAIDかわからないことに加え、ハードディスクが1つ壊れると同時期に稼働を始めた他のハードディスクも壊れる傾向が強いので、さっさと交換用の250GBハードディスクを注文しておくことにしました。

在庫があってなおかつ最速で配送してくれる店をネットで検索して探したところ、NTT-X Storeが在庫豊富でなおかつ翌日に届けてくれると言うことだったので早速注文。で、本当にあっという間に届いた。


これが交換用のハードディスクの箱、シンプル


ちゃんと注文したものが届いていることを確認


箱を開けてみた


梱包ケースごと引きずり出す


ハードディスク登場、青いビニールに包まれています


中には説明書と番号シール、そしてハードディスク本体


交換用のハードディスクはこのようにして、専用のカートリッジが最初からくっついています


というわけで、交換作業開始。ここの解説に従って、背面のケーブル類はすべて取り外します


次に専用の鍵でTeraStation PROの正面を開けます


ほこりがどさどさ落ちてきた……ちょっと掃除。


で、故障したハードディスクを引きずり出すために両端のつまみをつまむ


上方向へ引き上げるとこうなる


手前に引きずり出す


ケーブルがにょろにょろ引きずり出されてきますが、キニシナイ


これがケーブルの接合部


白い部分がレバーのような状態になってコネクタがはずれるのを防いでいるため、レバーを押し下げるようにしてからコネクタを外します


こういう感じで……


ちゃんとはずれた


右が故障したハードディスク、左が交換用ハードディスク。どっちもSAMSUNG製。


故障したハードディスクは「SP2504C


で、交換用のハードディスクは「HD250HJ」、なぜか公式サイトから消えており、ロシア版のサイトにしか情報が現時点ではない……


今回は1番から4番のハードディスクのうち、1番が壊れたので、交換用ハードディスクのこの部分に付属の番号シールを貼ります


ぺたぺた


で、ケーブルのコネクタを差し込んで元に戻して完了


元に戻して電源をオンにしたら、TeraStation PROのコントロールパネルにブラウザからログイン。ログイン直後、このようなメッセージが出るのでクリック


今回はディスク1を交換したので、チェックを入れて「RAIDアレイの再構築」をクリック


確認番号を入力して「設定」をクリック


再構成が始まります


1分ほどで完了します。この1分間だけはアクセスが不能になります。完了後、「了解」をクリック。


トップページに戻るとこういうメッセージに変わっているのでクリック


残り時間は84.3分だそうで。


RAIDの再構築中はこういう表示になります


再構築中でもデグレードモードになるだけで、中のファイルについては問題なくアクセス可能でした。ただ、やはり再構築が完了するまではちょっと速度が遅くなる場合がありました。

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse

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