Vector、有料ソフトを無料で使えるようにするサービス開始
日本経済新聞社の報道によると、ソフトウェアのダウンロードサイトを運営する「Vector」が、有料ソフトを無料で使えるようにするサービスを開始するそうです。
いったいどういう仕組みなのでしょうか。
詳細は以下の通り。
パソコン画面に広告、常時表示でソフト無料――オプトリンクスとベクター | 日経ネット関西版
この記事によると、Vectorはインターネット広告を手がけるオプトリンクス社と提携し、Vectorまたはオプトリンクス社が運営するサイトから広告配信ソフト「オプトサーブ」をダウンロードしてインストールすることで、ユーザーのパソコンの画面右下に常時広告が表示されるようにするそうです。
そして広告を表示する代わりに有料ソフトを無料で使えるようになるとのこと。なお、オプトリンクス社が広告主から広告掲載料を徴収し、掲載料の中から一定の手数料をVectorとソフト開発者に支払うとしています。
「お金を払いたくはないが、どうしてもこの有料ソフトを使いたい」という時にいいかもしれませんね。
2007/11/27 15:08追記
Vectorに確認してみたところ、今回の日経の記事では有料ソフトを無料で利用できるかのような印象を受けますが、実際にはいわゆる「アドウェア」と同じような仕組み。ただ、既存のアドウェアがソフトのウインドウ中に組み込まれるケースが多いのに対し、今回の仕組みは別ウインドウに表示される形式。例としては、キングソフトの「Kingsoft Internet Security free」などが該当します。
また、Vector側では今回の件にともなって新たに「フリーソフト(広告付き)」という種別を新設、広告表示をするソフトについてはこの新種別に分類することになるそうです。
さらに、例えば既存のシェアウェアとしてVectorに登録しているソフトウェア作者向けに、「『フリーソフト(広告付き)』にしませんか?」という案内を送る予定。これによって、ソフトウェア作者に対しては新しい収益の道を開く予定だそうです。
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