スパイウェア検出ソフトSpybot-S&Dで有害とされたソフト製作会社が怒り告訴

もし、何かのソフトウェアをインストールした時に勝手にツールバーまでインストールされたり、突然デスクトップに少女が現れるようなことがあったら、何かおかしなものがインストールされてしまったと考えるのが普通です。しかし、そのソフトが有害だと検出されたために会社の評判が下がったということで、スパイウェア検出ソフトのSpybot-S&Dを告訴した会社が現れたとのこと。かなりむちゃくちゃな話のような気がしますが、一体どういうことなのでしょうか。

詳細は以下の通り。
デスクトップに裸の少女が現れるようなソフトを作ったのはOska Educational Systemsという会社。ソフトの名前は「DeskMates」で、Spybot - Search & Destroyで調べるとトロイの木馬だとして検出される状態だったそうです。しかしOskaの言い分ではDeskMatesはトロイの木馬ではないと主張し、検出されないようにして欲しいと言ってきたとのこと。

しかし、DeskMatesがトロイの木馬ではないというなら、トロイの木馬の出所がどこなのか調査するので協力して欲しいというSpybot側の言い分は拒絶され、Spybotのせいで会社の評判に傷が付いたとして告訴したということらしい。

その後、DeskMatesは実際に無害なソフトになり、インストール時にユーザーに同意を求めるような姿勢になったらしい。結局、そのトロイの木馬は一体なんだったんでしょうか…？

Spybotによるニュースの原文は以下の通り。

News - The home of Spybot-S&D! - DeskMates