メモ

Googleマップの表示ミスでトルネード被害から再建された家が解体されるというアクシデントが発生

by Wendy

2015年12月に発生したトルネードの被害から再建された家が、「解体予定の家」だと誤認されて壊されてしまうという事件が起きました。原因は、Googleマップが家の場所を1ブロックずれた位置に表示していたことだったそうです。

Demo company tears down wrong tornado damaged home in Rowlett | WFAA.com
http://www.wfaa.com/news/local/dallas-county/demo-company-tears-down-wrong-tornado-damaged-home-in-rowlett/97622816

テキサス州ローレットにメゾネットを所有しているリンゼイ・ディアスさんが、隣人であるアラン・カッターさんの奥さんからの急ぎの電話を受けて帰ってみると、家は原形をとどめないほど破壊されていました。


ディアスさんは2015年12月26日にトルネードによって家を破壊され、8ヶ月の子どもとともにバスタブの中で嵐を乗り切ったという経歴の持ち主。「この夏は家で過ごせたのに、まるでまたトルネードが来たみたいに、全部持っていかれてしまいました」と、現状を語りました。

調べたところ、解体業者がGoogleマップを利用していて「7601 Cousteau Dr.(クストー通り7601番地)」へ行くべきところを、「7601 Calypso Dr.(カリプソ通り7601番地)」に来てしまったのが原因だったことが判明。

本来行くべきだったクストー通り7601番地はここ。


一方、間違えられた先のカリプソ通り7601番地はここ。


この出来事があったためデータ修正が行われていて、現在は確認できなくなっていますが、データ修正前は「7601 Cousteau Dr.」で検索すると、現在「7601 Calypso Dr.」として表示される場所が示される状態だったとのこと。Engadgetがマイマップで作成したデータによると、こんな感じだったわけです。黄色い星印が正しい目的地です。


なお、担当者は自分たちが解体している家が間違っているかもしれないとは思わなかったと解体業者は語り、「こうしたことは大したことではない」と付け加えましたが、市の担当者は「大きな問題です」と問題視しています。


一応、保険は下りるようですが、「トルネードで被害を受けて家を離れることになった時より、もっと遠ざかるような気分です」とディアスさんは語っています。

Tornado-Damaged Home Of Woman Featured In KERA Series Demolished By Mistake | KERA News
http://keranews.org/post/tornado-damaged-home-woman-featured-kera-series-demolished-mistake

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in メモ,   ネットサービス, Posted by logc_nt

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