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Vista搭載パソコン、一体どれを買えばいいのかを基本スコアで決める


Windows Vistaの発売によって意外にパソコンが売れているという事実が明らかになったのは既に書いたとおりですが、実際に買い換えようと思ってもどれを買えばいいのかわからないという経験は多いわけです。

こういう声を受けたためなのか、実はWindows Vistaには買い換え時などに参考になる数値として「Windows エクスペリエンス インデックス」というものがあります。この数値は1.0から5.9まであり、3.0あればVistaのAero機能がストレス無く使えるレベルである、というようになっています。

というわけで、実際に店頭で購入しようと思っているパソコンの「Windows エクスペリエンス インデックス」確認法と、その結果をまとめたサイトを紹介しておきます。購入時や買い換え時の参考にしてください。
まず、スタートボタンをクリックして「コントロール パネル」を開きます


次に「システムとメンテナンス」をクリックします


それから「お使いのコンピュータのWindows エクスペリエンス インデックス基本スコアを確認」をクリック


この数値が「Windows エクスペリエンス インデックス」です。CPUの速度、メモリ搭載量、グラフィックスなどのサブスコアについて一番低い点数を基本スコアとして表示します。つまり、ほかの性能が高くてもこの低い部分がボトルネックになって全体の速度の足を引っ張っているというわけです。


なお、正確な値を取得するためにもメモリ増設などをした場合などには「スコアを最新の情報に更新」をクリックしておきましょう


テスト中。このテストは「WinSAT.exe」というのを使用しており、コマンドラインでも利用可能です。このテストで得た数値を秘密の式に入れてスコアを出しているとのことです。


するとこのように、スコアが上がったりします。通常のベンチマークとは違い、あくまでも目安としての値であるという点に注意が必要です。どういう計算式でこの値が出るかは現時点では秘密だそうです。また、今は5.9が最高値ですが、これは今後の更新(予定では1年から1年半ごと)によってどんどん上限が上昇します。ただし、現時点で3点だったのが何もしていないのに4点になったりはしないとのことです。


ヘルプによると、基本スコアの意味はこのような感じになっています。同じ値段帯のパソコンで選ぶのを迷った際にはこのスコアが高い方を選んだ方がお得なのかも知れず。ただし、サブスコアの中身を見て、何がボトルネックになって足を引っ張り、スコアが下がっているのかを見極めましょう。


また、「GOGA - みんなのパソコン (Windows エクスペリエンス インデックス ランキング)」というサイトに行けばいろいろなパソコンの基本スコアやサブスコアを見ることができます。それだけでなく、自分のスコアを測定して投票することもできます。


現時点で発売されているVista搭載パソコンはまだ全機種網羅されていないようですが、それでもかなり参考になります。なお、メーカー製パソコンで上位に入るものはどれもコレも値段がべらぼうに高いです……。買い換える際にはこのスコアが今よりも高いパソコンを選べば、少なくともハズレはしないでしょう。よくよく考えると、いわゆるベンチマークとは違うのですが、ベンチマーク的手法で算出するので決め打ちにならず、目安としては十分役に立つレベルです。

店頭で実際に試せば分かりますが、基本スコアが「5」レベルまで行くのは現状ではほぼ皆無です。そのうち、この基本スコアで高い値を弾き出すことをウリにし始める販売方法が出てくるものと予想されます。


というわけで次はこの基本スコアをまとめたWindows エクスペリエンス インデックス ランキングに自分の基本スコアを投票するガジェットの使い方です。

・次の記事
Vista搭載パソコンの基本スコアランキング「みんなのパソコン」 - GIGAZINE

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in レビュー,   ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by darkhorse

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