NEC、携帯電話のカメラで高画質撮影が可能な「超解像技術」を開発
今や誰もが持っているカメラ付き携帯電話ですが、一部で500万画素のカメラを搭載したものなどが発売されているとはいえ、いまだに100~200万画素のカメラを搭載した携帯電話が主流となっています。
今回NECが開発した「超解像技術」は、現在主流となっている携帯電話のカメラでも高解像度で撮影できるという技術だとのことで、これにより飛躍的に高画質化することが望まれるそうですが、いったいどのような仕組みになっているのでしょうか。
詳細は以下の通り。「超解像技術」を活用したソリューション事業を開始(2006年11月15日): プレスリリース | NEC
このリリースによると、連写された複数枚の画像データを組み合わせることによって、カメラ本体の性能を超えた高解像度の画像を生成できるようになるとのことです。これにより100万画素のカメラで400万画素以上の画像を生成することが可能になるそうです。
また動く物体を撮影した際にも、その動いている物体のみを自動的に分離して処理することで、その物体自体の解像度を上げることも可能になっているとのことです。
携帯電話のカメラの画質が大幅に向上することはかなり魅力的ですが、この技術を普通のデジカメに応用した場合、よりいっそう素晴らしいことになるのではないでしょうか。
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