2011年までのWeb2.0の進展を予測した「ITロードマップ」
野村総合研究所が本日、2011年度までのWeb2.0関連技術の進展を予測した「ITロードマップ」を発表しました。それによると、個人の活動履歴「ライフログ」の活用が消費者主導で実現するらしい。
まず2008年に「モバイルWeb2.0」、そして2010年から「ライフログ」が開始される、とのこと。
詳細は以下の通り。
2011年度までのWeb2.0関連技術の進展を予測した「ITロードマップ」を発表 ~個人の活動履歴「ライフログ」の活用が消費者主導で実現~
野村総研によると、モバイル環境におけるWeb2.0サービスの利用には通信速度による制約があるが、2008年には通信速度の速い3.5Gの携帯電話が普及。モバイル環境でWeb2.0サービスを利用する「モバイルWeb2.0」が普及期に入ると予想しています。まぁこのあたりは今から急速に発達しそうな感じはしますね。
さらに、2010年にはネットワークに接続された情報機器やセンサーにより個人の活動履歴を詳細に記録する「ライフログ」の活用が消費者主導で始まることが予測される…そうです。
ライフログというのはその名の通り、人生のあらゆる局面をあらゆる方法で記録していくことですが、実際にどういう研究が現段階で行われているかというのは以下の研究室のページが詳しい。
相澤研究室 - 研究紹介・ライフログ -
また、過去にはHotwiredで2003年と2004年に既に取り上げられています。
米国防総省の『ライフログ』プロジェクト、真の目的は人工知能構築
中止された米国防総省『ライフログ』プロジェクト、新名称で復活か(上)
また、マイクロソフトも既にライフログについては動き出しており、将来的にこの方向に向かうのはほぼ確実なのではないかと。
MyLifeBits Project - Microsoft BARC Media Presence Group
一体、人類はどこに向かっていくのでしょうかね?
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