IBM、ロシアに初の開発研究所を開設
IBMは、この「ロシア・システムズ&テクノロジー研究所(Russian Systems & Technology Laboratory)」に今後3年間で4,000万ドルを投資し、2008年末までに最大で200名のスタッフを雇用する予定だそうです。同研究所は、メインフレーム技術の開発に重点的に取り組むそうで。これは、世界各国(特にロシア、ブラジル、中国、インドなどの高成長国)でスキルや専門知識を活用することを重視するIBMの姿勢を継続するもの、とのこと。
詳細は以下の通り。
IBM ロシアで最初のIBM開発研究所開設を発表 - Japan
http://www-06.ibm.com/jp/press/20060623001.html
ちなみにこの研究所は、IBMが最近発表した主要な開発事業としては4番目のもの。
この他に新たな拠点としては、ブラジル・サンパウロのLinuxテクノロジー・センター(Linux Technology Center)、インド・バンガロールのソリューションズ&テクノロジー・センター(Solutions & Technology Center)、中国・上海のメインフレーム開発研究所(mainframe development lab)があるそうで。
ロシアや中東欧全域は、技術やプログラミング・スキルの宝庫らしいので、目の付け所がさすがIBMといった感じ。
ちなみにIBMは既に1974年、初めてロシアに設立されており、現在、ロシアの10大都市と、ウクライナ、ウズベキスタン、およびカザフスタンに拠点を置いているとのこと。IBMロシアの年間収益は2005年には29%、2004年には75%の成長を記録するなど、過去5年間にわたって2桁の伸びを示しているので、力を入れるのもうなずけます。
ちなみにGoogleは主にマイクロソフトをライバル視しており、マイクロソフトはIBMをライバル視しているそうで。なんだかどこかの漫画のすれ違う関係みたいですね、これ。
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