器を埋め尽くす大量の唐辛子で激辛ジャンキー垂涎ものな「無頼漢担々麺」を食べてきた
ラーメンにはしょうゆ・とんこつ・みそ・塩などさまざまな種類がありますが、ピリっと辛みの効いたスープにひき肉などが入った中国四川省発祥のものが担々麺です。元々ピリ辛ベースの麺類ですが、これに大量の唐辛子を投入してただただ唐辛子が丼に盛り付けられている風にしか見えなくなってしまった「無頼漢担々麺」なるものが六本木の蒼龍唐玉堂で提供されているとのことなので、実際に食べてきました。
東京メトロ日比谷線・六本木駅の2番出口から徒歩1分ほどのところにお店があります。
さっそく六本木の蒼龍唐玉堂に到着。
お店の外にはメニューの一部がわかる看板がありました。
店内はこんな感じで外観と同じ中華風の見た目。お店を訪れたのは16時頃だったのでお客さんの数がまばら。
メニューはこんな感じで担々麺だけでもいろいろ用意されているのですが、今回は「無頼漢担々麺(税別850円)」と「赤トマト担々麺(税別880円)」の2つを注文しました。
注文からしばらくして無頼漢担々麺が到着。その見た目と、唐辛子やラー油のピリっとした香りに圧倒されます。
無頼漢担々麺に入っているのは大量の唐辛子。
丸っこいのは朝天唐辛子です。他にもサンショウや胡麻などさまざまなものがスープに溶け込んでいます。
そのスープがこれ。スープの表面にはラー油が膜を張っており、スープの中にも細かく砕かれた唐辛子のようなものが見え隠れしています。
「もしかしたら中に麺は入っていなくて唐辛子が浮いているだけなのでは……?」と思ったのですが、唐辛子の下にしっかり麺がありました。そんなわけで実際に食べてみます。麺をすすろうとすると、麺が口の中に入っていなくてもスープの強烈な辛みのある香りで咳き込んでしまいます。実際に食べるとラー油と唐辛子の強烈な辛みが脳をガツンと刺激して、とにかく味わったことのないレベルの辛さ。確かにスープにはひき肉や胡麻のうま味も溶け込んでいるのですが、それを覆い尽くすほどの圧倒的存在感をラー油と唐辛子の辛みが発揮しています。中に入っている唐辛子や朝天唐辛子も食べることも可能で、朝天唐辛子は普通の唐辛子よりも辛みが少ない印象でした。ただし、大多数の人は唐辛子を食べるどころではないくらいに、スープの時点で辛さにやられてしまうかも。
スープの底にはひき肉やサンショウがたっぷり沈んでいます。無頼漢担々麺をいろいろ試行錯誤しながら食べていて発見したのは、スープを極限まで切り、ひき肉やサンショウをたっぷり取って麺と一緒に食べると、サンショウの独特の風味が唐辛子の辛みをほぼ完全に打ち消してくれるということ。無頼漢担々麺は食べ進めると、とにかく口の周りと口内がヒリヒリしてきてちょっとした辛さでも口全体が痛くなってしまいなかなか箸が進まなくなるのですが、たっぷりのサンショウを一緒に食べると不思議なことに辛さがほとんど感じなくなり、麺やスープを最後まで味わえます。ただし、口コミや個人ブログなどを見ると割と平気でペロリと平らげてしまう人もいるようなので、辛党の奥の深さを実感しました。
これは一緒に注文した赤トマト担々麺。
トマトが丸ごと1個入っているのが特徴の担々麺です。
無頼漢担々麺と同じ中太の縮れ麺が使用されており、無頼漢担々麺と比べると辛さはかなり控えめ。スープには唐辛子の辛さとひき肉のうま味、トマトの甘みなどが混然一体となって溶け込んでおり完成度はかなり高めです。
無頼漢担々麺を食べた後に赤トマト担々麺のトマトを食べると、信じられないほどの甘さが楽しめました。
なお、担々麺専門店の蒼龍唐玉堂は東京と千葉に4店舗あり、今回訪れた六本木店は月曜日から土曜日までは11時~翌朝7時までの営業で、日曜日は11時~翌朝5時までの営業です。
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