Windows 10搭載でスマホ・タブレット代わりにも使える「スマート冷蔵庫」が登場
LGが冷蔵庫の扉に冷蔵庫の中身が見える半透明のディスプレイを搭載し、中の食品に「誰のもの」「賞味期限までの残り日数」といったタグをつけたり、Windows 10を利用してインターネット・ムービー視聴・音楽再生などを行えたりするスマート冷蔵庫を発表しています。
LG Smart Instaview Door-in-Door Refrigerator Release Date, Price and Specs - CNET
http://www.cnet.com/products/lg-smart-instaview-door-in-door-refrigerator/preview/
スマート冷蔵庫を実際に操作する様子は以下のムービーから確認可能です。
LG strikes back in the smart fridge battle at IFA - YouTube
これがその冷蔵庫。パッと見た感じは何の変哲もない普通の冷蔵庫に見えます。
しかし冷蔵庫の扉を閉めると、扉の外側に大きなディスプレイがあることがわかります。
キッチンに設置するとこんな感じです。
このスマート冷蔵庫が初めて発表されたのは「CES 2016」でのこと。
CES 2016では、冷蔵庫の扉をコンコンとノックすると……
中の様子が透けて見える、というデモンストレーションが行われましたが、この時点ではOSが搭載されている様子などはありませんでした。
しかし、2016年9月2日からベルリンで行われているIFAでの展示によると、LGのスマート冷蔵庫は超絶進化しているようです。パネルを長押しすると……
にゅっとダイヤ型の模様が現れました。
これが4つのボタンに変化。
ディスプレイ上に家族メンバーのアイコンが表示されるので「Dad(パパ)」というアイコンを選択し……
ドラッグ&ドロップで、透けて見える食品に重ねます。これで、食べ物や飲み物が一体誰の物なのかを明示でき、「私のおやつを食べたのは誰だ」という争いを防げるわけです。
また「賞味期限まであと4日」というタグを食品につけることも可能。
さらに、Windows 10搭載端末としてスマートフォンやタブレットのように、インターネット・音楽再生・ムービー視聴といった使い方をすることもできます。
音声で操作するパーソナルアシスタント機能のCortanaも起動。
実際にCNETの記者がIFAの会場でLGのスマート冷蔵庫を触ってみたところ「何度かフリーズした」とのことですが、まだ販売までは数カ月あるとのことで、「判断を下すにはまだ早い」としています。なお、LGのスマート冷蔵庫は2016年~2017年初頭ごろに発売される予定で、価格など詳細は未発表です。
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