1分でマイ自転車を最大時速32kmで約48kmも走行可能な電動自転車に変える「GeoOrbital Wheel」

普通の自転車の前輪と付け替えるだけで、最大時速20マイル(時速約32km)で最長30マイル(約48km)の長距離走行を可能にする電動ホイールが「GeoOrbital Wheel」です。標準的な自転車ならどれでも車輪を交換でき、器具も不要でわずか60秒でマイ自転車が電動自転車に生まれ変わります。

GeoOrbital Wheel | Make your bike electric in 60 seconds by GeoOrbital — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1266381423/geoorbital-wheel-make-your-bike-electric-in-60-sec

GeoOrbital Wheelを自転車に装着しているところや、走っている様子は以下のムービーを見ればわかります。


男性がいろいろな部品がついた車輪を手に家から出てきました。これがGeoOrbital Wheelです。

庭に置いてあった自転車の前輪を外して、GeoOrbital Wheelに交換していきます。

GeoOrbital Wheelにフォークをにセットして、クイックリリースのレバーを締めるだけで固定完了。

なんとフォーク部分はマジックテープを締めるだけ。

最後にスイッチをハンドルバーに取り付ければ準備は完了。ここまでの作業は1分ほどで、初心者でも2分あれば付け替えできるとのこと。ブレーキ部分の装着はムービーに映っていませんが、リムブレーキに対応しており、ディスクブレーキは非対応とのこと。

カチっとボタンを押すと……

自転車が勝手に進んでいきました。

上り坂もこがずにスイスイ

大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載

右側に鍵穴があり、ロックしておけば駐輪中に盗難される恐れはありません。

ロックを解除すれば、バッテリーは取り外しも可能。

USBポートからスマートフォン・自転車用ライト・Bluetoothスピーカーなどを充電するモバイルバッテリーにもなります。

パンクしないタイヤなのでクギが刺さっても問題なし。空気入れも不要です。

GeoOrbital Wheelは大きく分けて、ブラシレスDCモーター、リチウムイオンバッテリー、モーターコントローラーを内蔵した航空産業クラスのアルミニウムを使用したユニボディ、パンクしないタイヤ、という4つの部品から構成されています。

GeoOrbital Wheelのサイズは「26インチ」と「700C(28インチ・29インチ・700C)」の2種類があります。スペックは以下の通りです。なお、GeoOrbital Wheelはアメリカでは合法的に運転できますが、日本の道路交通法ではペダルをこがずに進む電動自転車を公道で走らせるには、ナンバープレートの取得や、しかるべき免許が必要になるので要注意。

モーター：36V/500W ブラシレスDC
バッテリー：36V/6Ah(26インチ)/36V/10Ah(700C)
充電時間：3時間(26インチ)/4時間(700C)
回生ブレーキ：内蔵
最高速度(ペダリングなし)：時速20マイル(時速約32km)
走行可能距離(ペダリングなし)：最大12マイル(約19km)
走行可能距離(ペダリングあり)：最大30マイル(約48km)
重量：約5kg～6.3kg(26インチ)/約9kg(700C)

GeoOrbital Wheelは製品化に向けてKickstarterで出資を募集中で、すでに目標出資額の10倍近くを集めています。699ドル(約7万6000円)の出資プランに出資すると、GeoOrbital Wheelを1台ゲット可能。日本への発送には別途140ドル(約1万5000円)が必要です。製品の発送は2016年11月ごろの予定で、出資の締め切りは2016年6月16日の午前5時54分となっています。

GeoOrbital Wheel | Make your bike electric in 60 seconds by GeoOrbital — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1266381423/geoorbital-wheel-make-your-bike-electric-in-60-sec