ハードウェア

独特な表示方法が特徴的な機械式ムーブメント搭載リストウォッチ「SOLOSCOPE Automatic」


時計ブランド「Xeric」がラインナップする「SOLOSCOPE Automatic」は、なぜか時計の盤面が半分しかないにもかかわらず問題なく時刻が把握できてしまうという特徴を持つ独特なデザインのリストウォッチです。

Xeric Watches
http://www.xericwatches.com/

The SOLOSCOPE Automatic Watch by XERIC: Time to go Solo. by Watchismo — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/watchismo/xeric-soloscope

SOLOSCOPE Automatic」はフェースの右半分に文字盤を備え、左半分にはムーブメントの一部が見えるというデザイン。通常だと円形になっているはずの文字盤が、ほぼ半分しか見えていないのが実に特徴的なレイアウトです。また、通常はサイド部分にある竜頭(クラウン)がフェースの真下にあるのもユニーク。


特殊なデザインの文字盤のため、時間の読み方も独特です。文字盤をよく見ると内周部に「12~6」、外周部に「6~12」という数字が刻まれているのが分かりますが、これが12時間を表しています。時針は軸を対称に長さが異なる特殊な針が使われており、先端の穴の部分に入っている数字が「時」を示しています。


具体的な読み方は以下のとおり。上の4つは6時まで、そして下の2つは6時以降の時刻を指しているのですが、午後になると針の長さが長くなっていることが分かります。


このデザインのおかげで、スーツの袖口から半分だけチラリとのぞかせた状態で時間を確認できるという、洒落た使い方ができるようになっています。ちなみにこの状態だと時刻は8時ごろ。分針がないためにピッタリした時刻がわかりにくいのが難点と言えば難点ですが、そこはデザイン性とのトレードオフとなっている様子。


カラーはゴールド、ローズゴールド、シルバーの3色に加え……


オールブラック、ガンメタル、ブラックの合計6色展開。本体色に応じて針の色がコーディネイトされているところも要チェック。


このSOLOSCOPE Automaticは、クラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。早期出資優待割引制度であるEarly Birdプランはすでに枠が埋まっていますが、399ドル(約4万8000万円)の出資でどれか1本をゲットすることが可能です。


また、SOLOSCOPEの下位モデルとなる「SOLOSCOPE RQ」と「SOLOSCOPE SQ」もラインナップされており、239ドル(約2万6000円)の出資で1本ゲット可能。SOLOSCOPE Automaticと比べてデザインがシンプルになっているのと、竜頭の位置が通常どおりのサイド部分に移動しています。


なお、SOLOSCOPEシリーズを開発しているブランド「Xeric」は、これまでにもいくつかのモデルを販売する実績のあるブランド。今回のKickstarterキャンペーンでも、199ドル(約2万4000円)でゲットできる「HALOGRAPH Chrono」という廉価版モデルや……


HALOGRAPH Auto (400ドル:約4万4000円)」というモデルもラインナップ。このモデルは時針に加えて分針も装備されているので、時刻の把握は簡単そう。


また、「XERISCOPE Original(350ドル:約3万8000円)」や「XERISCOPE Squared(349ドル:約3万8000円)」と呼ばれるモデルもラインナップされています。


SOLOSCOPE AutomaticをはじめとしたXericのKickstarterキャンペーンは、目標金額の5万ドル(約600万円)に対し、記事作成時点では世界中の1300人以上の出資者から約53万ドル(約5800万円)の出資が集まっています。日本への発送には、49ドル(約6000円)の送料が別途必要。出資の締め切りは日本時間で2016年5月28日(土)午前7時0分となっており、出荷時期は「SOLOSCOPE Automatic」が2016年10月~11月ごろ、それ以外のモデルは2016年6月が予定されています。

The SOLOSCOPE Automatic Watch by XERIC: Time to go Solo. by Watchismo — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/watchismo/xeric-soloscope

SOLOSCOPE Automaticが実際に動いている様子は、以下のムービーで見ることができます。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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