100GBのクラウドストレージでアプリ入れ替えも自由自在なスマホ「Robin」
アプリサイズやカメラ画質・4Kムービーなどの進化によって、スマートフォンのストレージ容量はありすぎても困ることはない状態で、「128GBですら足りない!」という人もいる状況です。そこで、クラウドストレージをシームレスに使いこなすことで、スマートフォン本体のストレージ残量を気にすることなくアプリを楽しめるスマートフォン「Robin」が登場し、クラウドファンディングをスタート。大いに話題をさらっています。
Robin. The smarter smartphone. by Nextbit — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/nextbit/robin-the-smarter-smartphone
Google、HTC、Amazon、Motorola、AppleなどそうそうたるIT企業の元・開発者たちが集まって作り出した、クラウドベースの新しいスマートフォン「Robin」がどのようなスマートフォンなのかは、以下のムービーで確認できます。
Robin (by Nextbit) - The Smarter Smartphone - YouTube
Robinを作ったのはNextbitというスタートアップ。
Nextbitの共同創設者でCEOのトム・モス。元・Googleの日本常駐Androidマーケティング担当者。
共同設立者でCTOのマイク・チャンも元・GoogleのAndroid担当。
デザイン担当のスコット・コライルは元HTCのデザイナーで、Nexus One、HTC Evo、HTC One M7/M8のデザインを担当していたとのこと。
他にもAmazon、Skype、AppleなどそうそうたるIT企業出身者が集まって生み出された「スマートフォンを再定義するスマートフォン」がRobinです。
背面はこんな感じでカラフルかつシンプル。
Robinのコンセプトはクラウドファースト(クラウド優先)……
そして先進的なデザイン。
まったく新しく……
他とは異なるスマートフォン。
スマートフォンのストレージは逼迫しがち。
そんなときはアプリなどのデータを消去する必要があります。
不意のアクシデントでデータが失われるのも同じ事。
データを失ったり入れ直さなければならなかったりするのは「スマート」とは言えません。
Robinはクラウドに常に十分なストレージ容量を確保できます。
必要なのはゴミ箱アイコンではなく……
クラウドアイコン。
写真や……
音楽や……
ムービー……
さらにはアプリまで。Robinならクラウドにデータの移動が可能。
学習できるスマートフォン
順応するスマートフォン、それがRobinです。
Robinは長い間使っていないデータを選び出して……
自動的にクラウドへアップロード。スマートフォン本体のストレージ容量を適宜、確保します。
いざ、あのデータが必要というときは、アイコンをタップするだけでクラウドから即座にダウンロード可能。アプリさえ、まるごとダウンロード可能です。
128GBだって足りないなんて状況でも……
Robinならばクラウドに100GBのストレージ容量がアリ。
Robinを生み出したNextbitのチーム。
特別な物に易しいものはなし。産みの苦しみを経て、ようやく誕生しました。
Robinをゲットするには、携帯キャリアは不要。
世界中のユーザーに直接、販売します。
あなたが望む物を……
望むときに……
世界中のどこにいようとも。
Robinはクラウドファンディングをつかって世に出ます。
Robinのクラウド領域は、単なるストレージとしてのファイル置き場ではなく、OSレベルで機能するところが一般的なクラウドストレージサービスとは違うところ。これによってシームレスなデータのやりとりが可能で、アプリごとクラウドに避難させることが可能になっています。なお、クラウドに避難させたアプリはグレーアウトされ、グレーのアイコンをタップすれば、即座にクラウドからダウンロードすることができます。
クラウドファーストでスマートフォンを再定義するRobinのスペックは、5.2インチ(1920×1080)液晶ディスプレイ、SoCがSnapdragon 808(8コア)、メモリは3GB、ストレージが32GB、500万画素のフロントカメラ、1300万画素のリアカメラ、Type-CのUSBポートを搭載し、指紋認証機能や急速充電機能もあるなど、最新のハイスペックスマートフォンというのに十分なレベル。OSにはライトカスタムされたAndroid 5.1 Lollipop(Android 6.0 Marshmallowに変更される可能性あり)を採用しており、すべてのRobinにはクラウドストレージ100GB分が無料で利用可能となっています。
RobinはクラウドファンディングサイトKickstarterで出資を募集したところ、アーリーバード(早期出資)特典として、299ドル(約3万6000円)の出資でRobin本体を1台ゲット可能という激安価格だったため、1000台限定のアーリーバード枠は瞬殺。また、通常出資でも349ドル(約4万2000円)の出資でRobin本体をゲットできるという価格設定も手伝って、目標金額の50万ドル(約6000万円)をわずか1日で達成。さらには、100万ドル(約1億2000万円)に設定されたストレッチゴールも達成しており、すべてのRobinにオプション品の急速充電器がプレゼントされることも決定しています。
RobinはMintとMidnightの2色展開。
1300万画素リアカメラの高性能さも大きなウリとのこと。素早いオートフォーカスを搭載しており、RAWモードでの撮影も可能とのこと。
Type-CのUSBポートを搭載するなど最新のトレンドも取り込んでいます。
なお、Robinプロジェクトへの出資期限は、日本時間の2015年10月1日の午後10時45分までとなっています。
Robin. The smarter smartphone. by Nextbit — Kickstarter
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