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ベアボーン・キューブPCで知られるShuttleがスマホやノートPCなど意外な製品をCOMPUTEX TAIPEI 2015で出展中


台湾・台北市で開催されているアジア最大のIT見本市「COMPUTEX TAIPEI 2015」で、キューブ型のベアボーンPCで知られるShuttleがさまざまなコンピューティング機器を展示しています。

Welcome :: Shuttle Global Website
http://www.shuttle.com/

南港展覧館のShuttleブース。


ShuttleといえばこのキューブタイプのPC。日本ではベアボーンPCやマウスコンピューターのBTOなどで使われています。


これは「NC01U」という小型のベアボーン。第5世代Intel Coreプロセッサ(Broadwell)のCPUを使用でき、メモリは最大で8GBまで、ストレージはM.2規格に対応。NC01Uをよく見ると二段重ねになっていますが、下段にはAMD Radeon R7 M300シリーズの拡張グラフィックボックスとなっており、小型PCにもかかわらず高いグラフィック性能を備えています。


拡張ボックスを取り外して使うこともでき、その場合のサイズは141×141×29mm、重さは360gと非常に小型・軽量。幅・奥行きはZenFone 5よりも短いくらいで、VESAマウントでディスプレイ背面に取り付けることもできます。


同じサイズでカラーバリエーションが豊富な「NS01A」はIntel Atom Z3735を搭載。


前面にはSDカードスロット、USB3.0×2、左側面にはシリアルポートもあり。


背面にはDisplayPort、HDMIポート、LANポート、USB2.0ポートを搭載しています。


縦置きすれば非常に省スペース。


ノートPC向けの第5世代Intel Coreプロセッサ(Broadwell-U)搭載モデルの「SFFBU05」。


これぞShuttleというキューブ型ベアボーン。サイド・トップがアクリルの見慣れないデザイン。


第6世代Intel Coreプロセッサ「Skylake」に対応予定のプロトタイプの模様です。


日本では販売されていないノートPCも大量に並べられています。15.6型のNL5CL01


2in1スタイルの「XB0BE03」


Braswellプロセッサ搭載のH14BW08。OSはWindows 10で発売予定とのこと。


ディスプレイ一体型の「DH3BU01」はCPUにIntel Broadwell-Uを搭載する23インチモデルで、バッテリーも搭載しています。


なんとShuttleはスマートフォンも用意していました。これは「MBMV20A」というAndroid端末で、SoCはMarvellのPXA1920を採用しており、メモリは1GB、ストレージは8GB。


戻るボタンがNexusシリーズとは逆の右にある仕様。


OSはAndroid 4.4 KitKatでサイズは166×87×9.6mm。


プラスチック感満載で、質感はまだまだ改良の余地がありそうでした。


他にもスマートホーム家電や……


セキュリティ関連商品などもあり。なお、台北桃園国際空港の入境審査の指紋スキャナーはShuttle製でした。単なるベアボーンPCメーカーではなく、さまざまな分野に事業を拡大させようとする台湾メーカーの姿勢が垣間見えるブースとなっていました。

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in 取材,   モバイル,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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