ケーブル同士を接続してUSBポートを無限に増やすことができる「InfiniteUSB」
USBポートの数が限られているノートPCに複数の端末を接続するには、ケーブルを差し替えたり、USBハブを使ったりするなど、なにかと手間がかかるもの。そんなUSBポートにまつわる問題をスッキリ解決できるUSBケーブルが「InfiniteUSB」です。
InfiniteUSB - one usb port, unlimited devices by InfiniteUSB ? Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/668098663/infiniteusb-one-usb-port-unlimited-devices
InfiniteUSBの機能は以下のムービーなどを見れば分かります。
InfiniteUSBを紹介するのは開発チームのクリエイティブ・スペシャリストをつとめるDavid Sachsさん。
旧型のMacBookには複数のUSBポートがありました。
しかし、MacBook Pro Retinaディスプレイモデルには、左右の側面に1カ所ずつUSBポートがついているのみ。
iPad、Kindle、スマートウォッチ、マウス、USBメモリなど、PCに接続するガジェットはたくさんあり……
ケーブルを毎回差し替えるのは面倒なものです。
また、ケーブルがからまってぐちゃぐちゃになり、いざ使いたいときに素早く取り出せないのも悩みの種。
そんなお悩みを一度に解決してくれるのが「InfiniteUSB」です。まず1本目のInfiniteUSBをUSBポートに差し込み……
1本目の後ろに2本目を接続。
さらに2本目の後ろにUSBケーブルを接続。このように、USBポートを無限に増やしていけるケーブルがInfiniteUSBです。
InfiniteUSBの側面はこのような構造になっています。
開発風景は以下のような感じで、ラフデザインから始まりました。
続いてPCで外装を設計。
基板も設計していきます。
むき出し状態の基板に……
MakerBotの3Dプリンターを使ってカバーを作成して完成。
InfiniteUSB同士をつなげることが可能な端子の反対側は、Micro-USB端子、Lightning端子、USBポートの3種類から好みのものを選べます。「USB3.1 Type-C」への対応も4月中に行われるとのこと。
すべての端末をPCに接続できた上に、ごちゃごちゃとしていたPC周りが同じデザインのケーブルで統一されスッキリしました。
また、InfiniteUSBには磁石が入っているので……
先端部をパチッとくっつけることができます。
胸ポケットにも収まる大きさで、ケーブルがからまる心配もありません。
InfiniteUSBのサイズは端子部分が横1.6cm×縦2.8cm×厚さ0.8cm。ケーブル部分の長さは20cmで、両端の端子部分を含めると約25cmです。
カラーはブルー、オレンジ、グリーン、グレー、ピンクの5色。
InfiniteUSBは現在Kickstarterで出資を募集中で、目標額の1万ドル(約120万円)をはるかに超える14万ドル(約1700万円)以上をおよそ2000人の出資者から集めることに成功していて、製品化はほぼ確実です。標準モデルの「InfiniteUSB Slim」はランダム色1本が14ドル(約1700円)、色を指定する場合は1本16ドル(約1900円)、5本で60ドル(約7200円)のプランが用意されています。
さらに、先端部の側面がケーブルと同じ色になった「InfiniteUSB Kickstarter Special Edition」は、ランダム色1本が20ドル(約2400円)、色を指定する場合は1本22ドル(約2600円)、5本で80ドル(約9600円)となっていて、製品の発送は2015年6月~7月ごろを予定しています。日本へ発送してもらう場合は送料として別途15ドル(約1800円)が必要です。
なお、出資の期限は日本時間で4月22日(水)20時59分となっています。
InfiniteUSB - one usb port, unlimited devices by InfiniteUSB ? Kickstarter
・つづき
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