Windows 10は無料でWindows 7・Windows 8.1などからアップグレード可能

2015年1月22日に行われたMicrosoftのWindows 10イベントで発表されたWindows10はPC・スマートフォン・タブレットなどすべてのデバイス間で動作し、Windows 7・Windows 8.1・Windows Phone 8.1から無料でアップグレード可能だということが発表されました。モバイル端末でも使用可能なWindows 10には音声アシスタントCortana(コルタナ)も搭載されており、実際に音声操作を含めてPC、モバイル端末で操作を行う様子が公開されています。

Windows 7からWindows 7 SP1へのアップグレードはスムーズに行われましたが、Windowsは現在さまざまなバージョンが使われています。そこでMicrosoftはWindows 10がリリースされてから最初の一年はWindows 7・Windows 8.1・Windows Phone 8.1からWindows 10へのアップグレードを無料で行えるようにすることを決定。またWindows10は端末が壊れるまで、最新版を利用可能とのことです。

これがWindows 10の画面。「Windows 10はゲームのルールを変える」とマイヤーソ氏。今までデバイスごとにバラバラで提供されていたサービスを変えるとのこと。Windows7以前のようなスタートメニューも復活しています。

PCでも……

タブレットでもスマートに使用可能

画面上部から……

下方向にスワイプして……

画面下まで指を移動させるとアプリを閉じられます。

左右にスワイプしてアプリを切り替え

縦持ち横持ちのどちらでもきれいに表示

画面をタップして……

画面が切り替わったら指を右に移動

そして空いたスペースに表示されるアプリのサムネイルをタップ

すると2つのアプリを2画面表示することができました。

画面サイズは境界をタップすることで変更可能

PCのようにアプリをウインドウで表示することも可能。

ここで、音声認識アシスタント「Cortana」のデモが始まります。

ジョークを言うこともあり、意外とおちゃめ

Windows 10の画面右下にある検索ボックス横にロゴがあり、そこから使用可能。ネット検索やコンピューター内の検索ができるようになっています。Windows Phoneでフル活用できるのもコルタナの優れた点です。

天気を聞いたり……

音楽再生などのコントロールからアプリのローンチなど、さまざまなことにコルタナを活用することが可能。

通知もコルタナが行ってくれるとのこと。

Cortanaを使うとキーボードを使うことなく音声を使ってメールを送ったり、デバイスを超えて検索を行うことも可能になり、まさに「世界で最もパーソナルなデジタルアシスタント」になるようです。

続いてモバイル端末でのWindows 10のデモ。

キーボードは画面下部から移動させたり……

拡大縮小したりが可能。

音声入力もできます。

モバイル端末・PCいずれでも使えるユニバーサル仕様となっており、AppleがiOSとOS XでOSを分けてデザインしているのは別の方向性と言えます。

モバイル端末のホーム画面はPC側のホーム画面っぽく変化。

モバイル端末からMicrosoft Wordを起動

しっかり表示

編集も楽々

続いてパワーポイントを起動

重たそうなスライドも楽々表示

カレンダーや写真もWindows 10ならば簡単に複数端末で同期可能

PC側でマップアプリを起動。経路検索をして……

モバイル端末に経路を送信。またコルタナはユーザーが車を停めた場所を覚えてくれるとのことです。

Office for WindowsはPCやスマートフォン・タブレット向けに最適化されるというわけです。

続いて新ブラウザの「Spartan(スパルタン)」が登場。モバイル端末のブラウザとしてもリリースされる模様

見た目はこんな感じで非常にシンプルなタブブラウザ

ニュースサイトを開き……

ページにペンなどで記事にメモを直接書き込むことが可能。「記事とのコミュニケーションがとれる」と表現されました。

コメントを挿入できる他、ブラウザにシェア機能がプリインストールされているなど、SNSなどへの共有面が強化されています

「よりパーソナルなOS」であるWindows 10ですが、Spartanはブラウザ上のコンテンツでも手元で所有しているかのような操作が可能になっているようです。

・つづき
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