誰でもクレジット決済が受けられるSquareリーダーにICカード対応版が登場

クレジット決済を導入していない小さなお店や個人でも、スマートフォンに取り付けてクレジットカードによる決済を受け付け可能な環境を構築できるデバイスが「Squareリーダー」です。以前にGIGAZINEでも使用レビューを行ったことがあるデバイスですが、新たにICクレジットカードにも対応した新製品「Square Reader for Chip Cards」が2015年春の発売に向けて予約受付を開始しています。

Square Reader for Chip Cards - Square Checkout
https://squareup.com/shop/reader

Square Reader for Chip Cardsはどのようにして使うことができるのか、以下のムービーから確認することができます。

Introducing the Square Reader for chip cards


スマートフォンさえあれば誰でもクレジットカード決済を受け付けられる「Square」は、2009年に誕生して5年が過ぎました。

このようにイヤホンジャックにSquareリーダーを挿し……

リーダーのスリット部分にカードを通すだけで、クレジットカードでの支払い受付をいつでもどこでも行うことができます。なお、利用の際には決済額の3.25％の手数料が徴収されるだけで、その他の年会費などは一切かからない料金プランになっています。

その手軽さ、導入の容易さなどが支持され、多くの個人事業主や商店などで導入が進められました。アメリカでは、7000店舗におよぶスターバックスの店舗にSquareが導入されたという実績も残されています。

しかし、現在ではよりセキュリティ性の高いICチップ内蔵のクレジットカードが増加。これに対応するニーズも増えてきています。

そこで登場するのが、新製品となる「Square Reader for Chip Cards」です。

ICクレジットカードを受け取った時は……

カードを縦にしてスロットイン。ICチップとの通信機能が内蔵されており、より高いセキュリティを実現しながらの決済が可能になります。なお、従来の磁気式カードにも対応可能となっています。

本体にはMicro-USBケーブルで充電できる大容量バッテリーを搭載。

手書きのサインも、スマートフォンやタブレットの画面をなぞることで対応。

アプリではさまざまな売上分析ツールを利用することも可能になっています。

このように、Square Reader for Chip Cardsを導入すれば、より高いセキュリティを実現しながら誰でもその場でクレジットカード決済が可能になり、さまざまなビジネスシーンやプライベートでも利用できる、というわけです。

Square Reader for Chip Cardsは販売価格29ドル(約3400円)で2015年春に発売予定。ウェブサイトでは予約を受付中となっています。

なお、日本ではApple Storeが従来品のSquareリーダーを販売中なので、新しいICカード対応の製品もラインナップされるのかが気になるところです。

Square クレジットカードリーダー - Apple Store（日本）

また、従来のカードリーダー内蔵iPadスタンド「Square Stand」にICカード機能を追加できる「Chip Card Accessory for Square Stand」も予約を受付中となっています。

Chip Card Accessory for Square Stand - Square Checkout

決済の際には、このようにカードを上から挿入して使うようになっています。

Chip Card Accessory for Square Standの価格は39ドル(約4600円)。発売時期はこちらも2015年春が予定されています。