レビュー

iPhoneやiPadなどをクレジット決済のレジ代わりにできる「Squareリーダー」を実際に使ってみました


小さなお店や屋台などではクレジットカード端末を導入していないお店も多いのですが、高価な端末を購入しなくとも、iPhone・iPad・Androidを使って簡単にクレジット決済が可能になるのが「Square」。イヤホンジャックに差し込むタイプのリーダーとレジアプリを使って、カードをスワイプ、デバイスにサインを行うだけであっという間に決済が完了。売上の管理も各デバイスでできるようになります。

Square − あなたのビジネスがうまくいく、いちばんスマートな方法です
https://squareup.com/jp

ということで、5月29日に全国のApple Storeで取り扱いが開始されたSquareリーダーですが、発売日に買いにいったところまだ店頭に商品は並んでおらず、お店の奥から商品を取ってきてもらいました。iPhoneやiPadとはまた違った発売日の雰囲気です。


これが実際に購入したSquareリーダーのパッケージ。


裏面はこんな感じ。価格は税込980円ですが、あとでアカウント登録を行うと銀行口座に1000円分のボーナスが振り込まれます。


中にはクイックスタートガイドとSquareリーダー本体が入っていました。


これがSquareリーダー本体。全長は4cmほどです。


側面はこんな感じ。2mm程度の隙間があいており、ここにクレジットカードを通していきます。


スマートフォンとの接続はイヤホンジャックに挿す仕組みです。


iPhone 5に挿してみるとこんな感じ。


ということで実際にSquareリーダーとiPhoneを使ってクレジットカードで商品を購入してみます。まずはSquareレジアプリをインストールし、起動します。起動後すぐにキーパッドが表示されるので、ここに直接商品の価格を打ち込んでもOK。


商品のラインナップが固定している場合はあらかじめ商品登録を行っていると便利です。この時、登録は画像の添付、商品名・価格を入力することで完了するというシンプルな仕様。


登録した商品はこんな感じで一覧として表示されます。


商品をタップすると、会計に商品の価格が追加されていきます。


商品の数は増減させたり、詳細を入力することも可能。


税金を設定することもできます。


価格が決定したら、あとはクレジットカードをリーダーに通せばOKです。


ということで、クレジットカードをSquareリーダーにスワイプしていきます。


クレジットカードをスワイプしてからサインを行うまでの流れは以下のムービーから見ることができます。

Squareリーダーを使ってiPhoneで商品を購入するとこんな感じ - YouTube


スワイプ後、こんな感じでサインを求められました。


あとは購入者にサインをしてもらえばOK。なお、画面上部には左側にキャンセルボタン、右側に続行ボタンがあり、続行ボタンを押す前であればサインをしてしまっていても決済をキャンセルすることが可能です。


これで完了。レシートはメール、SMSとして送ることができます。


売上の履歴は全てiPhoneから確認可能です。


◆設定方法

iPhoneでアプリを使用する場合、まずはiPhoneにSquareレジアプリをインストールします。


アプリを起動。


「Squareアカウントを作成」をクリックします。


メールアドレスとパスワードを記入して「登録」をタップ。なお、国名はデフォルトで日本に設定されていました。


「squareup.com/jp」に続行をタップ。詳細設定はウェブサイトで行います。


まず、使用は法人または団体で行うか、それとも個人事業主であるかを選択。専門サービス、小売など、業種も選択します。


名前や住所など、個人情報を入力していきます。


次は振込先。


銀行の口座を指定して「続行」をタップします。


なお、Squareは先にアカウント登録を行い、無料でSquareリーダー本体を送ってもらうことも可能。今回は既にリーダーをAppleストアで買って持っているので、「いいえ」を選択します。これで登録は完了。銀行口座の審査が行われ、2~3営業日後にはクレジットカードでの支払いが行えるようになります。


また、SquareリーダーやSquareレジアプリをiPhoneではなくiPadで使うと、さらに細かい設定ができたり、レポートを見たりと選択肢が広がります。


アプリのホーム画面は、すべての商品が直接表示されていたiPhoneとは違い、カテゴリーごとに表示されていました。


個別の商品も、名前、価格以外にオプションをつけたり、サイズや在庫を入力することもできるようになっています。


オプションでは、例えばセットメニューとして「ドリンクセット」などを登録しておくと、会計をする際に便利。


商品を選択した際にオプションを有効にすれば、商品がセット価格になるというわけです。


社員割や、年間割引、レディースデイなど、さまざまなディスカウントを設定することも可能。


人気商品をあらかじめ登録しておけば、カテゴリの中から商品を探さずとも、ホーム画面からダイレクトに人気商品のページに飛んで商品を選択することが可能になります。


また、iPadではその日の売上レポートも閲覧できます。


クレジットカードだけでなく、現金での決済も記録することが可能になっており、主な売上管理をiPadで行うことが可能です。


商品を購入する際の使い方はiPhoneと同じで、商品名をタップしていき、クレジットカードをリーダーにスワイプするだけというシンプルなもの。。


クレジットカードが承認され……


消費者はサインを行い支払います。


なお、商品の管理・取引一覧・入金の詳細などはPCからも管理できるようになっており、自分の行う取引のレベルに合わせて各デバイスを使い分けてもOK。


VisaまたはMasterCardのロゴがあるクレジットカードとデビットカードであれば海外で発行されたカードでもほぼ全て使用可能で、手数料はスワイプで処理した時が取引額の3.25%、手動入力した時が3.75%となっています。登録時の手数料、月額の最低料金はなく、各手数料は取引の税込総額から差し引かれる方式です。Squareを使えばこれまでクレジットカード端末機を導入してしていなかったお店でも、手軽にクレジットカードを利用できるようになり、お店の可能性を広げることが予想されます。

海外の本家SquareではクレジットカードとしてアメリカンエキスプレスとDISCOVERも利用可能となっており、さらにスマートフォンで簡単に支払う「Squareウォレット」やiPadを完全にレジ化する「Square Stand」なども展開されており、日本でも同様の展開が行われるはずです。

なお、この商品はGIGAZINE夏のプレゼント記事からゲットすることもできます。

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in レビュー,   ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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