ハードウェア

料理の時間を大きく短縮しつつおいしい朝食や夕食を作れるようになる「Mellow」


「焼く」「蒸す」「煮る」に続く第4の調理法として挙げられる「真空調理法」は簡単な調理で本格的な料理ができるとしてレストランでも重宝されています。「家庭で真空調理法ができれば、疲れた1日の終わりに面倒な調理なしにおいしいご飯を食べられて、余った時間を自由時間に充てられるのでは?」という発想から開発されたのが「Mellow」です。

Meet Mellow, The smart sous-vide machine.
http://cookmellow.com/meet-mellow/

実際にMellowを使用する様子は以下のムービーから確認可能です。

Mellow - The smart sous-vide cooking machine - YouTube


これがMellow。一見するとポット?水槽?と思ってしまいそうな見た目。


Mellowの使い方はごくごく簡単。例えば「夕飯に照り焼きチキンを食べたい」という時なら、水で満たしたMellowの中にパッケージングされた食べ物を入れるだけ。


ぷかり。


センサーが容器内の重さが変わったことを感知し、スマートフォンに通知が届きます。


アプリを起動。


すると、豚肉・鶏肉・シーフードなど、素材の名前が表示されます。ムービーでは照り焼きチキンを作るようなので、鶏肉を選択。


鶏肉の部位を選択して……


加熱具合


温度や夕食の開始時間を設定します。


これでOK。あとは時間になったら食べ物を取り出すだけで完成というわけです。


食べ物を容器に入れてアプリで設定するだけ、という手間いらずのため、眠っている間に朝食を準備することも可能。コーヒーメーカーと同じ要領です。


映画を見ている間に夕食を準備してもOK。


料理の完成時間から逆算した調理開始時間になるまで水は冷却され、冷蔵庫のような役割を果たします。そして調理開始時間になると徐々に熱せられ、最終的には食べ物を目的の温度へと導きます。


そのため、何もしなくても時間になればおいしいごはんを食べることが可能。


仕事が忙しく限られた自由時間しかない人は、面倒な作業を極力まで省いて楽しみの時間に重きを置くことができるというわけです。


Mellowの仕組みは以下の通り。容器は二重構造になっているためエネルギー効率がよく、取り外し可能なので水の入れ替えも簡単です。また、冷却システムも備わっているので調理開始時間まで水のなかに食べ物を放置しても傷んだりすることはありません。食べ物の存在を感知する重さセンサーとWi-Fiが搭載されています。


アプリのインターフェースはこんな感じ。


操作しやすいシンプルかつ美しい画面です。


またアプリは「次に料理する時はどうしたい?」など常にフィードバックを求めたり受け取ったりしていくことでユーザーの好みを学んでいきます。多くのアプリはユーザーが「コントロール」するものですが、Mellowは学び、学習したことから提案を行っていく仕組み。


Mellowの大きさは40.6cm×15.2cm×30.5cmで、容器には最大4.5Lの水が入るようになっています。加熱の際の消費電力は1000W、冷却時は50Wで、スマートフォンはAndroid 2.2もしくはiOS 5以降に対応しているとのこと。


なお、価格は500ドル(約5万1000円)ですが、現在は予約販売をしており400ドル(約4万1000円)での購入が可能。発送はアメリカ国内限定で、2015年の春頃が予定されています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ピーナッツ・ピスタチオ・クルミなどナッツバターを「ピーナッツバターメーカー」で作りまくってみました - GIGAZINE

納豆を424回も混ぜまくって美食家レベルの納豆を簡単に実現できる「魯山人納豆鉢」を使ったらいつもの納豆が完全に別次元へ - GIGAZINE

油を一切使わず熱風で揚げ物を作る「ノンフライヤー」でいろいろ作ってみました - GIGAZINE

凍らせた果物だけでクリーミーなアイスっぽいスイーツが作れる「Yonanas(ヨナナス)」を使ってみました - GIGAZINE

気泡が少ない透明な丸氷が作れて中に物も入れられる「氷さく」で実際に氷を作ってみました - GIGAZINE

iPhoneをも粉砕するBlendtecのミキサーでスムージーを作るとこうなる - GIGAZINE

タッチパネルでレシピ検索・SNS・メールまでできる近未来型コンロ「Interactive Cooktop」 - GIGAZINE

in ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.