自動車に乗ったままで注文してその場で食べるドライブスルーならぬドライブインのファストフード店「A&W」に行ってみました
沖縄の道を自動車で走っていたところ、乗ったまま降りずに食事ができる「ドライブイン」形式のファストフード店があったので、寄って食べてみることにしました。ドライブスルーとはまったく違ったタイプの店舗形式になっているのがポイントです
A&W OKINAWA [ エイアンドダブリュ沖縄 ]
http://www.awok.co.jp/
ドライブイン店舗のA&Wに到着。
到着してみるとちょっとガソリンスタンドのような雰囲気。
ドライブスルーにあるようなメニュー表の前に駐車して注文を行い、店員さんが注文を持ってきて車の中で食べる仕組み。
さっそくメニューの横に駐車。
呼び出しコールボタンを押してみます。
呼び出しコールボタンを押した時の様子は以下のムービーから確認できます。
「A&W」のドライブインで呼び出しコールボタンを押してみた - YouTube
今回はチャビィチキン(税込230円)・チーズや野菜がたっぷりはさまったモッツァバーガー(税込420円)・A&Wオリジナルで好みが分かれると言われているルートビアSサイズ(税込150円)を注文してみました。注文をしたら車の中で店員さんが商品を持ってくるのを待ちます。
注文をしている様子は以下のムービーから確認できます。
「A&W」で車に乗りながらオーダーをしてドライブインを体験 - YouTube
今回はチャビィチキンができあがるのに15分ほどかかるとのことで、店内も見てみることに。横に広いカウンターが目を引きます。
一昔前のアメリカ映画に出てきそう雰囲気の店内。
A&Wのマスコットのベアくんのグッズも店内で販売されています。
商品やサービスに満足したら退店時にこの鐘を鳴らすという変わったシステム。車内に戻って注文を待つことに。
すでに店員さんが車の前まで来ており、お金と引き替えに商品を受け取ります。
代金を受け取ると店員さんはお店に戻っていきました。
左からチャビィチキン・モッツァバーガー・ルートビア。開封時にチキンの衣が取れてしまったり、モッツァバーガーのバンズのごまが取れやすいので、車内で食べる時は注意。
メニュー表の前に台があり、台の上に置いて食事を取ることもできますが、蚊が入りそうなので今回は食事も車内に置いて食べます。
チャビィチキンは見た目は何の変哲もないフライドチキンですが、沖縄県産の鶏を使用。黒いスパイスのような粒が確認できます。
さっそく車内で食べてみることに。
ケンタッキーフライドチキンのような味を想像していたものの、大豆やしょうゆのような味も少し感じます。スパイスはそんなに辛くはなく、鶏の旨味を引き立てています。
モッツァバーガーは野菜がたっぷり入ったハンバーガー。
A&Wの自社工場で作られたセサミバンズが使われており、各店舗の注文状況に応じて必要なだけ作るので、余計な添加物が入っていないとのこと。
ハンバーガーの上のバンズを取るとこんな感じ。レタス・たまねぎ・ピクルス・トマト・ベーコン・チーズ・ビーフパティが確認できます。
さっそく食べてみます。
まず感じるのはレタス・トマト・たまねぎなどのたっぷり入った野菜の味。マヨネーズっぽいソースもかなり味が強いので、ビーフパティやチーズ・ベーコンの味は意外に控えめ。バンズは柔らかめに作られており、胡麻の風味が香ばしくグッド。
最後にルートビアを飲んでみます。ルートビアはベアくんがいつも持っており、好物のようです。
ふたを開けるとこんな感じ。コーラのような色で少し薬品のような匂いがしますが、気にせず飲んでみます。
なんとも形容しがたい味ではありますが、薬草が数種類含まれているというこの炭酸飲料は、ケガをした時に貼る湿布のような匂いが口に広がります。炭酸のシュワシュワ感と薬草の味が薬品っぽい感じ。味はまた違ったものになりますが、ドクターペッパーのように好みが分かれそうな味です。
店員さんに聞いたところ、食べ終わった後のゴミは、台の上に置いておけば片付けてくれるシステムで、このままお店を後にしても問題はないとのこと。
車社会の浸透した沖縄ではこのようドライブインのお店をまれに体験することができます。沖縄に旅行する際にレンタカーを使うのであれば、A&Wのドライブスルー店舗で車の中で休憩しながら、食事を取るのもアリなはず。なおA&Wのドライブインは全ての店舗で行われているわけではなく、26店舗のうちの名護店、泡瀬店、美浜店、屋宜原店、牧港店の5店舗のみでのサービスになります。
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