弱虫なんて言わせない、グアテマラでみかける鶏(ニワトリ)がカッコイイ
グアテマラに入って目に飛び込んできた鶏がイケメン。全土に展開している電気店のマスコットキャラクターは、スーパーマンのような体をしていました。鶏のくせに。ビールのトップブランドも鶏です。そして一番目に付くのが、フライドチキンのファストフード。日本のコンビニのような感覚で、賑わっている通りには店舗があります。おかげでグアテマラの食生活はチキン尽くし。ファストフードに限らず、一般の食堂でも鶏肉を使った料理が出てきました。
こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。ベリーズから入ったグアテマラでは、鶏ばかり追いかけてました。グアテマラで鶏を見ない日なんてありません。
◆フライドチキン
日本でフライトチキンといえば「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」が有名ですが、グアテマラでは見かけませんでした。ただし、首都に店舗はあるみたいです。カーネル・サンダースのおじさんに代わって、可愛い鶏マスコットのチェーン店がグアテマラではひしめき合っていました。
よく見かけたのは「Pollolandia」
「Pollo Express」
日本のお菓子と同じ綴りの「Pockey」
「SUPER CHAPINCITO」は地方都市ハラパにて。
泊まったホテルと同じ建物にあった「POLLO GRANJERO」
こうしたお店ではフライドチキンやポテトがホットショーケースの中に入ってます。セットメニューが分かりやすいですが、単品で注文が可能なお店もありました。スペイン語で鶏の足(ドラム)がピエルナ、手羽先がアラといった部位で値段に違いも。店の前でカゴに入れたトルティーヤを販売している行商の女性が座っているのも、グアテマラでよく見た光景でした。
フライドチキン2ピースとサラダのセット。17ケツァル(約215円)。
フライドチキン、ポテト、サラダのセット。16ケツァル(約205円)。
お店においてあったチラシ。
上で取り上げているフライドチキンのファストフードが小型店なのに対して、「Pollo Campero」は大型店。日本の郊外にあるマクドナルドの大きさでしょうか。Wi-Fiが使えるみたいなので一度入ってみたのですが、イースター休暇もあってか満席で諦めました。近くのバーガーキングは4割ほどの客入り。グアテマラ資本のファストフードチェーンで自国以外の中米にも店舗はあります。それどころかアメリカ、スペイン、中国、インドネシアと世界展開も進めていました。
走っていると、よく看板が出てきてました。
満席で賑わっていた店舗。
カウボーイスタイルの鶏がマスコットです。
ファストフードに限らず、おばちゃんがやっているような食堂でも鶏肉料理を食べることができます。
フライドチキンのセットは15ケツァル(約190円)。
生野菜のサラダとご飯つきで18ケツァル(約230円)。
市場の食堂で出てきた煮込み料理で13ケツァル(約165円)。
◆鶏から雄鶏へ
食べるだけに限らず、電気店やビールのマスコットにもなっています。これがまたカッコイイ。それもそのはず鶏の「Pollo」ではなくて雄鶏の「Gallo」ってスペイン語で名乗っていますから。
スーパーマンのポーズ。
「El Gallo mas Gallo」はある程度の大きさの町なら必ず見かけた電気店です。
この店がある辺りは商業地区となって、どこも賑わっていました。
メインストリートで目立ちます。
そして、グアテマラのトップブランドビールの「Gallo」。
このデザインがカッコイイ。
看板も渋い。
鶏づくし。
道脇に巨大な姿が出現。
バーに掲げられた看板。
建物まで「Gallo」の仕様です。
これだけに留まらず、グアテマラの日常には鶏の姿がありました。
街の壁に。
チキンスープの素。
洗濯用の洗剤にまで!
ゲーム「ゼルダの伝説」で街中を鶏が歩いているのは、海外だと現実の景色。ゲームのようについつい苛めてみたくなるのですが、現実でやると鶏ではなく地元の人に襲撃されないので控えています。宿に泊まっていても隣の家から「コケココッコー」と聞こえてくるのがグアテマラでした。
いつも足で地面を蹴っては餌を探しています。
自分の庭に限らず行動範囲の広い鶏さん。
街中で普通に生活していますからね。
◆中米で共通
グアテマラに限らず、ベリーズ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカとフライドチキンのファストフードを始め中米で鶏は一般的でした。ただ、グアテマラほどではないですが。
ローストチキンはベリーズで。
ニカラグアの煮込んである鶏肉料理にはレーズンが入っていて感動。
「El Gallo mas Gallo」と似てますが、コスタリカには「Gollo」という電気店がありました。
この記事を書きながら、グアテマラのローカルバスは「チキンバス」って呼ばれていることを思い出しました。これも鶏ですよね。このような感じで、グアテマラの日常は鶏の姿でいっぱいでした。
(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com)
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