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CEOや会社役員などの管理職が劇的な失敗を起こす7つのダメな習慣

By KellyB.

企業のトップに立つCEOや役員などは会社を管理する能力が問われ、CEOが毎週やるべき重要なタスクをまとめたチェックリストが公開されたりもしていますが、それとは反対に失敗する管理職がどのような行動をとるのかを7項目にまとめたのが「The Seven Habits of Spectacularly Unsuccessful Executives」です。

The Seven Habits of Spectacularly Unsuccessful Executives - Forbes
http://www.forbes.com/sites/ericjackson/2012/01/02/the-seven-habits-of-spectacularly-unsuccessful-executives/

◆01:自分自身や自分の会社を支配者だと考える

By Proyecto Garaje?.

会社は置かれている環境やマーケットにおいて支配者たろうとすべきではありません。支配に失敗するリーダーたちは成功者とは違い、自分が環境に左右されていることに気づかないのです。彼らは自分でコントロールできる出来事を過大評価し、成功の機会を過小評価します。また、このようなリーダーは自分を会社における映画監督のようなものだと考えているのですが、リーダーが映画監督である限り、会社にいる人々は個人のビジョンをかなえるためにしか存在しません。

◆02:会社において、自分個人の利益と法人の利益を明確に区分しない

By ambert

失敗を犯す経営者は会社を育てるべき「企業」ではなく、自分の延長のようにとらえます。このような考え方によって「私的な帝国」のメンタリティーが育っていき、彼らは自分の野望のために会社を使うようになります。特に、優秀な実績のあるCEOなどは自分が会社に多くのお金をもたらしたと考え、それに比べ消費はささやかなものだとして、例え浪費であっても会社のお金を使う傾向にあります。Tyco InternationalのCEOだったDennis Kozlowski巨額横領で有罪になったのも、このロジックが原因だと考えられます。

◆03:自分はすべての答えを持っていると思っている

By phill.d

ここ数十年で私たちが称賛する管理能力のイメージは「いくつもの決定を下し、複数の重要な局面に同時に対処し、人々を何日も当惑させた状況を一瞬にして判断する」といったものになりましたが、このイメージ問題は、それがごまかしであるということです。常に明快で決然とした態度を取るリーダーは問題に即座に解決する傾向があるため、細部を理解する機会を失います。また、このようなリーダーは自分が全ての答えを持っていると感じる必要があるため、新しいことを学ぼうとすることもありません。すべての答えを持っていると考えるリーダーはものごとの別の視点を持たないのです。

◆04:自分を支持しない人間を無慈悲に切り捨てる

By Michele Plunkett

自分の信念をビジョンに注入することが仕事であると考えるCEOは、それを社員に受け入れさせることも仕事であると考えます。そして反対意見や別の考えを切り捨てた結果、問題が発生した時の正しい答えを失ってしまうのです。玩具メーカーのMattelの元CEOであるJill Baradはこの失敗によって大きな損失を生み出すこととなりました。

◆05:常に会社のイメージを心配しているスポークスマンである

By Images_of_Money

注目を浴びる管理職は常に大衆の目にさらされますが、メディアに称賛された管理職はマネージメントに対する努力が浅くなってしまうという問題があります。何かを達成するのではなく、何かを達成しているような外観で満足してしますのです。CEOがイメージに取りつかれている場合、彼らは運営上の詳細にほとんど時間を割きません。Tyco InternationalのDennis Kozlowskiはメディアに関するささいな事に対しても過干渉になることがありましたが、会社の日常業務に関してはほとんど監督を行っていませんでした。そして最終的にこのようなCEOは財務報告を会社のコントロール・ツールとしてではなく広告活動のツールとして扱い出します。巨額の不正経理で破たんしたEnronの元CEOJeffrey Skillingも大衆をだますためにこの方法を使っていました。

◆06:障害や障壁を過小評価する

By Alexbip

CEOとしての仕事の魅力的なことの1つとして、自分のビジョンを採用することがあります。しかし、ビジョンに夢中になると実行における問題点を過小評価しがちです。そして予想よりも問題が面倒であることが明らかになった時でも、彼らは問題の中に全速力で突進する傾向があります。どうしてCEOが自らの過ちを認めたがらないのかというと、もしミスを犯したことを認めれば彼らのCEOとしての地位が危うくなるからです。一度ミスを認めれば「彼はCEOに向いていない」と言う人が出てくることが予想されるため、CEOにとって誤った決断から退却することは困難なのです。

◆07:過去に成功した方法にしがみつく

By Roy Sinai

劇的に失敗する多くのCEOは、「絶対に確かな方法」に立ち戻ることによって会社をより減速させます。安定したビジネスモデルに執着し、新しい環境に合うような選択範囲を考えるのではなく、過去に彼らに成功をもたらしたことを行ったり、唯一の判断基準として自らのキャリアを用いたりします。Mattelの元CEOであるJill Baradは流通方法が違うにも関わらず、エデュケ-ショナルソフトウェアを自分がバービーを売り出したのと同じ方法でプロモートしようとし、失敗しましたが、このような習慣の餌食となるCEOは重大な決断やポリシーの選択が著しい成功をもたらした「決定的な瞬間」をキャリアの中に持っています。彼らが有名になり、後の仕事につなげた「決定的な瞬間」は、どんなに非現実的であっても会社の「決定的な瞬間」を決める可能性があるのです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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