暑い夏も涼しくなるような「死ぬまでに行ってみたい世界の名瀑12」

By NeilsPhotography

世界三大瀑布(滝)といえばナイアガラの滝、イグアスの滝、ヴィクトリアの滝の3つを指しています。この3つのほかにも、滝の落差が世界一で高すぎるため落ちてきた水が空中で消えてしまい滝壺が存在しないエンジェルフォールなど、世の中には美麗な滝がいくつも存在します。そんな数多い滝の中から、トリップアドバイザーが12個の滝を「死ぬまでに行ってみたい世界の名瀑12」としてまとめています。

死ぬまでに行ってみたい世界の名瀑 12 [トリップアドバイザー Bucket List]

◆ナイアガラの滝(アメリカ・カナダ)
アメリカとカナダの国境にあるナイアガラの滝。アメリカ側とカナダ側からそれぞれの表情を楽しめ、夜にはライトアップされる観光名所です。

◆イグアスの滝(ブラジル・アルゼンチン)
ブラジルとアルゼンチンの国境にあるのがイグアスの滝。落差、幅、水量から「世界最大の滝」ともいわれる滝。

高速ボートに乗って滝壺に突っ込むというツアーもあります。

世界最大の滝・イグアスに飲み込まれてきた

◆ヴィクトリアの滝(ジンバブエ・ザンビア)
ジンバブエとザンビアの国境にあるのはヴィクトリアの滝。

リビングストン(ザンビア)側から行くと、滝の上にあるデビルズプールを見ることができます。また、実際にこのプールに入ることも可能。

世界三大瀑布の一つヴィクトリアの滝には「デビルズプール」というすごい場所がある

◆カイエトゥール滝(ガイアナ)
南米のガイアナにあるカイエトゥール滝は落差が226m。一段の滝としては最大級のもの。

◆エンジェルフォール(ベネズエラ)
名前が印象的な「エンジェルフォール」。天使とは関係なく、探険家のジミー・エンジェルさんが見つけた滝なのでその名前を取ったもの。

その特徴は979mという世界最大の落差にあります。あまりにも落差があるため、落ちてきた水は途中で飛沫として霧状に飛散してしまい、滝の下に滝壺がないことが特徴。その全貌は下記のサイトで見られます。

エンジェルフォールからの眺めを堪能できる高所恐怖症お断りのサイト「Airpano.com」

◆セリャランスフォスの滝(アイスランド)
アイスランドには数多くの滝がありますが、その中でもひときわ美しいといわれているのがこのセリャランスフォスの滝。写真のように、滝から落ちてくる水のヴェールの裏側に回り込むことができます。

◆デティフォス(アイスランド)
アイスランドからもう1つ選ばれたのがデティフォス。「ヨーロッパで最も壮大な滝」といわれているそうで、激しい轟音と水しぶきは数キロ離れた駐車場からも感じられるほど。

ちなみに、映画「プロメテウス」本編冒頭で出てくる巨大な滝はこのデティフォスだと思われます。

宇宙の深淵で調査隊が未知の存在と遭遇するSF映画「プロメテウス」予告編ムービー、2分強のフルバージョン登場 - GIGAZINE

◆ハミルトンプール(アメリカ)
テキサス州オースティンにあるハミルトンプールは、湖が半地下状になっています。滝としては落差は14mですが、ドームから湖に落ちる滝は非常に美しいと評判です。

◆ロウワー滝(アメリカ)
世界最古の国立公園、イエローストーン国立公園内にあるのがロウワー滝。落差は94mで、この滝のあたりの岩場が黄色いことが公園名の由来となっています。

◆黄果樹滝(中国)
中国一の滝だといわれるのが貴州省にある黄果樹滝。この滝自体、上下左右前後という6つの方向からそれぞれ異なる視点で楽しめることで有名なほか、近くに18の滝があって大きな滝の群れとなっていることでギネスに「世界最大の滝の群れ」として認定されています。

◆エル・リモンの滝(ドミニカ共和国)
ドミニカ共和国にあるエル・リモンの滝は落差は40mとそれほど目立った数字ではありませんが、滝壺で泳ぐことができ、このように滝を登っていって飛び込みをする人もいるそうです。

◆ガラスマオの滝(パラオ)
200もの島々で構成されるパラオですが、人が住んでいるのはそのうちわずか10ほど。パラオ国際空港のあるバベルダオブ島にあるパラオ最大の滝がガラスマオの滝。片道約1時間ほどのトレッキングを経てたどり着ける滝で、滝壺は浅いものの、水着を持参して冷たい水につかる人が多いそうです。

「死ぬまでに」といわず、暑いこの時期のうちに行きたいものです……。