おでんとラーメンが大胆合体、ファミマの新商品「おでんラーメン」試食レビュー

段々と気温も上がってきて春の日差しがまぶしい今日このごろ、コンビニでおでんを食べる機会が減ったという人も少なくないかもしれません。そんな中、ファミリーマートから世にも珍しいおでん種である「おでんラーメン」が新登場していたので、買ってきて食べてみました。

うどん店にサイドメニューとしておでんが置いてあるケースは珍しくありませんが、ラーメン店におでんを置いている光景はほとんど見かけません。このように、かなりかけ離れた存在同士と思われるおでんとラーメンの大胆な組み合わせは、一体どのような科学反応を起こしているのでしょうか。

謎につつまれた「おでんラーメン」の詳細は以下から。おでん ラーメン｜つゆだくおでん｜できたてファミマキッチン｜商品情報｜FamilyMart

ファミリーマートに到着。

レジの前にあるおでんコーナーでは大々的に「おでんラーメン」をPR。この店舗では来週の月曜日まで10円引きのサービスを行っているので価格は110円です。

早速買って持ち帰ります。

見慣れたおでんの容器ですが……

中には見慣れない中華めんが入っています。ちなみに今回は公式サイトのニュースリリースでお勧めしている「牛すじ」と「こだわり味付け玉子」の組み合わせです。

軽い違和感を感じながらも食べてみると、めんはかなり柔らかくて太く、モチっとしていました。めん自体の味は薄く、恐らくラーメン店やカップラーメンなどでは絶対に出てこないだろうと思わされる味です。おでんつゆとの相性はそれほど悪くありませんが、値段が安いためなのかめんの量は少なめ。牛すじや玉子と一緒に食べたら一気においしさが増したので、ほかの具材も併せて購入した方がベターかもしれません。

「おでんラーメン」には、味の変化を楽しめるように専用スパイスが付いてきます。

半分ほど食べ終わったところで専用スパイスを投入。

専用スパイスを入れてみると、途端にカップラーメンによくあるようなコショウが効いているしょう油味のスープに生まれ変わりました。もはやおでんとは呼べないのかもしれませんが、なかなかサッパリとした飲み口なのでグイグイと飲み進められるスープです。めんとの相性も良い感じで、早めにスパイスを入れた方が良かったのかもと少しだけ後悔しました。

定価120円で1食94kcalということを考慮すれば、目当てのおでんを買うついでに試せるような手軽さがあります。とはいえ、「おでん」の定義について考えさせられる新商品でした。