ハードウェア

各メーカーの最安サーバを比較検討してみた


新しくGIGAZINEの現在提供しているサービスを拡張する上において、仮想環境ではなくテスト用サーバの実機を購入して検討する必要がついに出てきたため、試しに現時点での代表的な各サーバメーカーの最安値サーバをそれぞれ調べてみました。

それぞれ最低の最小構成で比較しているだけなので、実際に必要なオプションをくっつけるとまた結果は違ってくると思われますが、いずれにしてもとにかく動けばそれでよし、負荷が上がったら順次買い足して負荷分散させるという使い方を目指すのであればかなり参考になるのではないかと思われます。

詳細は以下から。
以下はすべて現時点での税込価格であって送料は入っていません。サイトやPDFファイルのパンフレットなどを見ながら書き写したモノなので、実際は違うというケースがあるかも。参考にする際は自己責任で、購入前には事前に相手先ベンダー・メーカーにちゃんと問い合わせておきましょう……。

まずは最安値を今回マークしたNECから。キャンペーン中なので異様な安さですが、それもそのはずでHDDがありません。HDDを安く別に調達できるのであればかなりお買い得かと。

■Express5800 / 110Gd:製品概要 | Gモデル | PCサーバ | NEC 8番街

モデル名:N8100-1279Y Express5800/110Gd(C/2.93G(256)) ディスクレスモデル
CPU:Intel CeleronD プロセッサー341 (2.93GHz, 256KB L2 cache, FSB 533MHz)
メモリ:512MB
HDD:なし
デバイス:DVD-ROMドライブ(DVD:6倍速以上,最大16倍速, CD:20倍速以上,最大40倍速)×1
特筆事項:1000BASE-T標準装備(×1), Remote Wake Up機能付き、EXPRESSBUILDER(ESMPRO/Server Manager, Agent含む) 添付
価格:1万7850円(通常は3万4000円)

次はHPで、これもキャンペーン価格です。こちらはNECと違って最低構成でもとりあえず使えるレベルで拡張性も高い。PCI Express x16が使えるのでグラフィックボードなどをさしたりすれば普通にメインマシンにもなりそうで困る。というかすごい。なんだこれ。

■日本HP - HP ProLiant ML115 - Showcase

モデル名:HP ProLiant ML115/
CPU:AMD Athlon 64 プロセッサ 3500+ (2.2GHz、512KB L2)
メモリ:512MB(アドバンストECC、C2-5300アンバッファDDR2 SDRAM(667MHz))
HDD:80GB SATA 7200rpmドライブ
デバイス:CD-ROMドライブ
特筆事項:オンボード 4ポートSATAコントローラ(内蔵RAID機能付き)(RAID 0、1、5)、オンボード NC320i PCI Express Gigabitサーバ アダプタ
価格:2万5200円

次はDELL。CD-ROMドライブはないが購入時にオプション選択は可能。いろいろくっつけるとどんどん高くなる。

■PowerEdge SC440

モデル名:Dell PowerEdge SC440(400台限定 160GB HDD&512MB メモリ搭載特別価格パッケージ)
CPU:インテル CeleronD プロセッサー356 (3.33GHz, 512KB L2 Cache, EM64T, 533MHz FSB)
メモリ:512MB (1x512MB 1R) DDR2/667MHz バッファ無し SDRAM DIMM ECC
HDD:160GB 7200回転 SATA II 3.5" HDD
デバイス:内蔵CD-ROMドライブなし
特筆事項:オンボードBroadcomギガビットNIC搭載
価格:2万9800円

次はIBM。HPのモデルと非常によく似ているが、HDDの容量が多い。

■IBM - IBM System x3105 - Japan

モデル名:434724J
CPU:AMD Athlon 64 プロセッサー 3500+(2.2GHz、512KB L2)
メモリ:512MB DDR2 ECC
HDD:160GB×1 SATA(7,200rpm)
デバイス:CD-ROM最大48倍速再生
価格:3万7800円

次は富士通。HDDがないのでなんとかする必要性があるが静音化されているのは面白いかも。保証も他が軒並み1年なのに3年というのもポイントか。

■PCサーバ PRIMERGY(プライマジー) > TX150 S5 / TX150W S5 概要 : 富士通

モデル名:TX150W S5
CPU:インテル CeleronD プロセッサー 346[3.06GHz]
メモリ:512MB、ECC DDR2 SDRAM DIMM
HDD:なし、SAS
デバイス:CD-ROMドライブ
特筆事項:稼働時35dBの静音化、保証は3年間、オンボードSAS RAID1可能でホットプラグ対応
価格:4万7250円

まとめるとこうなります。

2007/06/13 時点
1位:NEC(1万7850円)
2位:HP(2万5200円)
3位:DELL(2万9800円)
4位:IBM(3万7800円)
5位:富士通(4万7250円)


本当は以下の日立が5位に入るのですが、既に販売を終了してしまいました。

■日立アドバンストサーバ HA8000シリーズ:製品
モデル名:CE(ディスクモデル、GN◇010CE-□□□□□□□)
CPU:インテル CeleronD プロセッサー331(2.66GHz)
メモリ:256MB(ECC DDR2 533 Unbuffered DIMM)
HDD:80GB(SATAⅡ/300だがSATA/150にて動作)
デバイス:3.5型FDD(1.44MB/720KB)×1ドライブ、CD-ROMドライブ
価格:4万6800円

もうちょっと実用的なレベルで考えるならば、HPの「ホップ・ステップ・ジャンプ キャンペーン」とかいうキャンペーンでは4万円台まで出すのであればデュアルコアOpteron搭載モデルに手が届いてしまうので、CPU速度重視ならHPがバランスが取れていてお買い得感は高いかも。

あとこのレベルでサーバを売っているのはロジカルイフェクトとかかな?最小構成でいけば3万円を切りそうになるので。

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in ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by darkhorse

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