取材

100m先のボディーアーマーを撃ち抜くハンドガン「Five-seveN」実銃レビュー


一般的な拳銃とは異なる小口径の銃弾を使用することで20発の弾丸を1つのマガジンに装填することができ、軍用向けの貫通力に優れる弾頭を使用すれば100m先に置いたボディアーマーすら撃ち抜くことができるという強力なハンドガンが「FN Five-seveN (FN ファイブセブン)」です。今回はその実銃が2013 ショットショーに展示されていたので隅々まで写真に納めてきました。

FN Five-seveN
http://www.fnherstal.com/index.php?id=269&backPID=263&productID=215&pid_product=295&pidList=263&categorySelector=5&detail=&cHash=527255db41


Five-seveN」を製造しているベルギーの銃器メーカーFNハースタル(FN Herstal)社のブース。


外観は以下の通り。


ポリマー素材を多用しているので重量は843gと軽量。


5.7x28mm弾という小型の弾丸を使用。


5.7x28mm弾はボールペンくらいの太さで貫通力に優れるのが特徴。なお、米国国内で販売されている弾薬は軍用のものとは仕様が異なり、貫通力を落としたものになっているそうです。


スライドを引いた状態、


グリップには凹凸が付いているのでツルツルと滑ってしまうことはありません。


実際に握ってみるとこんな感じ。


グリップの前後の幅はかなり広めですが、左右の幅は狭いため割としっかり握ることができます。


トリガーのすぐ上に安全装置があるので拳銃を引き抜くと同時にセーフティーを解除してすぐに射撃が行えます。


マガジンリリースは四角形。


後ろから見るとこうなっています。


バレルの下にはピカティニー・レールを備えておりタクティカルライトなどのアクセサリーの取り付けが可能。


マガジンはプラスチック製。


銃の中にマガジンを装填するとこうなります。


実際に構えて見るとこんな感じ。


なお、小口径の弾丸では標的に命中させることができても十分なダメージを与えられないのではないかという不安があるのでその点についてFNハースタル社の説明員に質問をしてみたところ「アメリカで民間人が使用できる弾薬は人体を突き抜けない程度の貫通力になるように作られています。しかし、弾丸は一般的な拳銃用のものより速く飛んで行くので大きなエネルギーを保持しており十分なダメージを敵に与えることができます」とのこと。この仕様ではボディアーマーを撃ち抜くことはできないそうですが、その分ストッピングパワーが高まるのであれば護身用として銃を購入する人が多いアメリカの市場では理にかなっているということのようです。

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in レビュー,   取材,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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