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Spotifyが「実在の人物を表していない」プロフィールに対して「AIペルソナ」バッジを導入しおすすめから除外すると発表


音楽・ポッドキャストストリーミングサービスのSpotifyが、AIによって生成された実在しないアーティストのプロフィールに「AI Persona(AIペルソナ)」というバッジを表示することを発表しました。アーティストの身元確認と信頼性の保護を目的としており、2026年9月中旬から導入されます。

Introducing a New Label for AI-Generated Artist Identities on Spotify — Spotify
https://newsroom.spotify.com/2026-08-11/ai-persona-badges-transparency/

Spotify will label 'AI Persona' profiles and exclude their music from recommendations | TechCrunch
https://techcrunch.com/2026/08/11/spotify-will-label-ai-persona-profiles-and-exclude-their-music-from-recommendations/

Spotifyでは2024年頃から「アーティストの楽曲に見せかけたAI生成音楽」が配信されていると報告されており、実在のアーティストの新盤かのように装ったタイトルやジャケットを用いていることが問題視されていました。一方で音楽シーンではAI生成音楽を楽しむ人も一定数いるため、SpotifyはAI生成コンテンツを完全に禁止するのではなく、審査を通過した人間のみに付与する「Verified by Spotify」を展開することを2026年5月に発表しました。

Spotifyが人間とAIを区別するために認証済みアーティストバッジを導入 - GIGAZINE


Verified by Spotifyの展開に際してSpotifyは、「AI時代においては聴いている音楽の真正性を信頼できることがこれまで以上に重要」との見解を示していました。しかし、Verified by Spotifyのバッジは認証されたアーティストであることを示すのみで、バッジがないと人間のアーティストではないということを示すものではなく、AI生成音楽を見分けることができるものではありません。Spotifyは「リスナーの皆様から、人間のように見えるアーティストのプロフィールを見て、実はAIによって生成された人物像だったと知った時の不快感について、明確なご意見をいただいております」と述べています。

そこでSpotifyは2026年8月11日に、新たなラベルである「AIペルソナ」バッジの導入を発表しました。


AIペルソナバッジは、アーティストのアイデンティティがAIによって生成されたものであり、実在の人物ではないことをユーザーに知らせるものです。AIペルソナであることを明示しているアーティストのプロフィールに加え、関連するプロフィールにもバッジを適用していく予定とのこと。

また、AIペルソナが付与されたアーティストによる音楽は、デフォルトではアルゴリズムによるおすすめに含めません。AIペルソナのアーティストをフォローした場合には、パーソナライズされたおすすめにAIペルソナの音楽が表示されます。

AIペルソナのバッジは、AIアーティストが自ら付与できるほか、Spotifyがプロフィールを精査して名前や画像などがAI生成かどうか判断して付与されます。ユーザーはバッジをタッチすることで「アーティストの自己申告によるAIペルソナ」「Spotifyの審査によるAIペルソナ」のどちらかを区別することが可能。審査によってバッジが付与された場合にはアーティストに通知され、自己申告または異議申し立ての機会が与えられます。また、ユーザーがAIペルソナと思われるアーティストを審査チームに報告できる機能も、数か月以内に提供予定とのことです。


なお、AIペルソナはアーティストのプロフィールに対する評価であり、音楽の生成方法とは関係ないとSpotifyは明言しています。例えば、Spotifyは2026年8月4日の第2四半期決算発表会で「アーティストの同意を得た上で、音楽ファンがAIを活用してアーティストの楽曲のカバーやリミックスを作成できる新製品」のリリースを予告していますが、これは偽物のアーティストによるものではないためAIペルソナのバッジは付与されず、参加アーティストに収益を還元する仕組みとなっています。

Spotifyは「真のアーティストとファンの繋がりは、信頼と誠実さという土台の上にのみ築かれます。音楽においては、リスナーは音楽の背後にいるアーティストが、名乗っている通りの人物であると信頼できる必要があります。そして、生成型AIの時代においては、それはこれまで以上に重要な意味を持つのです。私たちはすべてのアーティストが自己表現の方法を自由に選択できると考えていますが、Spotifyのプログラミングは、音楽業界でキャリアを築いている本物のアーティストの音楽を高めることに重点を置いています」と語りました。

AIペルソナは2026年8月11日からSpotify for Artistsを通じて自己申告できるようになり、バッジ自体は9月から表示される予定となっています。

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