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Amazonプライム会員の同居家族以外と送料無料特典を共有できるプログラムが廃止される


日本以外の一部地域向けに実施されていたAmazonの無料配送特典共有プログラム「Prime invitees」が、2025年10月1日に終了することが分かりました。

Amazon Prime subscribers will soon lose ability to share benefits outside household - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2025/09/02/amazon-prime-subscribers-will-soon-lose-ability-to-share-benefits-outside-household/


Amazon ends shared Prime free shipping outside your home | The Verge
https://www.theverge.com/news/769051/amazon-prime-free-shipping-benefit-sharing-ending

Amazon Prime restricts free shipping to household members in October | Fox Business
https://www.foxbusiness.com/lifestyle/amazon-restrict-prime-benefit-starting-october-1

2009年に始まったPrime inviteesは、Amazonのプライム会員がプライム会員以外の友人・家族を招待し、無料配送とお急ぎ便の会員特典を共有できるというプログラムです。


このプログラムにはプライムビデオの視聴など他の特典は含まれていませんでしたが、それでも同居する人以外にも無料・お急ぎ便を共有できるというシステムは多くのユーザーに歓迎されていました。

ところが、Amazonは2025年9月1日頃にサポートページを更新し、このPrime inviteesを2025年10月1日に廃止することを告知しました。影響を受けるユーザーにはメールでも連絡されているようです。


Prime inviteesに代わるのが既存のAmazonファミリープログラムです。このプログラムは、日本では同居家族2名まで、アメリカなどでは同居する成人1名+2025年4月7日以前にアカウント登録した同居する10代4名+同居する子ども4名までに、無料配送とお急ぎ便に加えてプライムビデオなど多数のプライム会員特典を共有できるものです。

Prime inviteesとは違い、Amazonファミリーは共有の対象が同居する人に限定されています。これまでPrime inviteesの恩恵を受けていた人は「15年間共有していたけどもう終わりだね」などとコメントしています。

ロイターの調べによると、Amazonは前年まで2日間の開催だったプライムデーを2025年に4日間へ伸ばしたものの、アメリカでは同期間中のプライム会員の新規獲得数が前年比で約11万6000人少ない540万人と伸び悩んでいます。ロイターは「Amazonは、迅速な配送やその他の特典を提供する会員プログラムを強化したウォルマートとの競争に直面している」と指摘しました。

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in ネットサービス, Posted by log1p_kr

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