ネットサービス

ChatGPTの政府専用バージョン「ChatGPT Gov」をOpenAIが発表


2025年1月28日に、OpenAIがChatGPTの政府機関向けカスタムバージョンである「ChatGPT Gov」を発表しました。ChatGPT Govは政府機関のセキュリティ要件に合致するように設計されているそうです。

Introducing ChatGPT Gov | OpenAI
https://openai.com/global-affairs/introducing-chatgpt-gov/


ChatGPT Govは大企業向けプランの「ChatGPT Enterprise」と同様の機能を利用可能です。具体的には、「会話の保存および共有機能」「カスタムGPTをチーム内で共有する機能」「シングルサインオンなどを管理するコンソール」などの機能を使えるとのこと。

さらに、ChatGPT Govはアメリカ政府専用Azureでセルフホスティングでき、政府機関の厳格なセキュリティフレームワークを簡単に適用できます。これにより、機密情報を扱う場面におけるOpenAI製ツールの承認が迅速化されるそうです。

OpenAIの成功製品責任者(CPO)を務めるケビン・ウェイル氏は、ChatGPT Govの発表に際して「AI分野におけるアメリカのリーダーシップを維持するには、政府機関でChatGPTを活用できるようにすることが不可欠です。ChatGPTは公衆衛生やインフラの改善から国家安全保障の強化にいたるまで、複雑な課題に対処する公共部門を支援するうえで大きな可能性を秘めています」とコメントしています。


OpenAIによると、アメリカではChatGPTが3500件を超える連邦・州・地方の機関で使われており、9万人以上のユーザーが1日当たり1800万件以上のメッセージを送信しているとのこと。ChatGPTを活用している政府機関は空軍研究所やロスアラモス国立研究所、翻訳オフィスなど多岐にわたるそうです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
OpenAIがブラウザを介して実行される複雑なタスクを自動化するAIエージェント「Operator」をChatGPT向けに開発中で間もなくリリース予定と報じられる - GIGAZINE

ChatGPTに「日時を指定してタスクを実行させる機能」が追加される - GIGAZINE

OpenAIが営利企業が事業を主導していく形態へ転換する方針を表明 - GIGAZINE

DeepSeekはどのようにしてOpenAIの3%のコストでo1を超えたのか? - GIGAZINE

DeepSeekはなぜこんな大騒ぎになっていて一体何がそんなにスゴいのか - GIGAZINE

話題の中国AI企業「DeepSeek」の創設者兼CEOであるLiang Wenfengへのインタビューからイノベーションの秘訣を探る - GIGAZINE

in ネットサービス, Posted by log1o_hf

You can read the machine translated English article OpenAI announces government-specific ver….