15歳の少年が標的の位置情報をバレずに開示する0クリック攻撃を開発
15歳の高校3年生という「ダニエル」氏が、Signal、Discord、X(旧Twitter)など一般的に使用されている幅広いツールを使用してターゲットに気付かれることなくおおよその位置情報を知ることができる攻撃手法を開発したと発表しました。
Unique 0-click deanonymization attack targeting Signal, Discord and hundreds of platform · GitHub
https://gist.github.com/hackermondev/45a3cdfa52246f1d1201c1e8cdef6117
ダニエル氏の攻撃手法はCloudflareのCDNサービスでのキャッシュの仕組みを活用しているとのこと。Cloudflareで配信されるリソースにユーザーがアクセスした際、Cloudflareはユーザーを最寄りのデータセンターへアクセスさせ、そのデータセンターに当該リソースがキャッシュされていればキャッシュを返し、キャッシュがなければ元となるサーバーへリソースを取得します。
Cloudflareのデータセンターは120カ国以上の330以上の都市に渡って設置されており、それぞれに最寄りの空港の空港コードが割り当てられています。Cloudflareを経由して取得したリソースのレスポンスヘッダーには「どのデータセンターを経由したのか」という情報が記載されます。
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