レビュー

広角・中望遠カメラで最大4K・120fpsでの動画撮影が可能な高性能ドローン「DJI Air 3S」外観レビュー、1インチセンサー搭載で低照度撮影にも対応

DJI Air 3S


DJIから、2個のカメラを搭載して広角・中望遠撮影に対応した高性能ドローン「DJI Air 3S」が2024年10月15日(火)に登場しました。DJI Air 3Sは前モデルのDJI Air 3と比べて広角カメラのセンサーサイズが1インチに拡大しているほか、最大4K・120fpsでの動画撮影に対応、夜間撮影時の全方向障害物検知機能を搭載するなど、さまざまな点でアップグレードが施されています。そんなDJI Air 3Sを借りられたので、まずは外観や付属品の詳細を徹底的にチェックしてみました。

DJI Air 3S - 見つけに行こう、まだ見ぬ景色を - DJI
https://www.dji.com/jp/air-3s

DJI Air 3Sは「DJI Air 3S本体とドローン用送信機・DJI RC-N3が付属するセット」「本体とDJI RC-N3、NDフィルターセット、追加バッテリー2個、バッテリー充電ハブ、ショルダーバッグなどが付属する『DJI Air 3S Fly Moreコンボ(DJI RC-N3付属)』」「本体、NDフィルターセット、追加バッテリー2個、バッテリー充電ハブ、ショルダーバッグなどに加えスクリーン一体型送信機のDJI RC 2が付属する『DJI Air 3S Fly Moreコンボ(DJI RC 2付属)』」という3種類のセットが存在しています。今回は、DJI Air 3S Fly Moreコンボ(DJI RC 2付属)を借りました。

DJI Air 3Sの外箱


箱の中にはショルダーバッグが入っていました。

DJI Air 3S付属のショルダーバッグ


内容物を含めたショルダーバッグの重量は2.55kg。

ショルダーバッグの重量


ショルダーバッグの中身をすべて取り出すとこんな感じ。左上からDJI Air 3S本体、DJI RC 2送信機、NDフィルターの入った箱、バッテリー充電ハブとバッテリー、説明書類、USB Type-Cケーブル、プロペラです。

DJI Air 3S本体と付属品


DJI Air 3S本体の折りたたみ時の見た目はこんな感じ。

DJI Air 3S折りたたみ時の見た目


展開するとこうなります。

DJI Air 3S展開時の見た目


本体にプロペラAとプロペラBを取り付けてみます。両プロペラが入った袋には取付箇所がイラストで示されています。

DJI Air 3S用プロペラ


プロペラは工具不要で装着可能。また、プロペラAとプロペラBは取付部の形状が微妙に異なるので両者を取り違える心配はありません。

DJI Air 3S用プロペラの取り付け


プロペラを取り付けたDJI Air 3Sの見た目がこんな感じ。

プロペラを取り付けたDJI Air 3S


カメラ部分に装着されているプロテクターは手で簡単に取り外せます。

プロテクターを取り外す


プロテクターを取り外すとセンサーやカメラが現れます。

DJI Air 3Sのセンサーやカメラ


カメラの焦点距離は上側が70mm(35mm判換算)で、下側が24mm(35mm判換算)です。また、カメラのセンサーサイズは上側の中望遠カメラが1/1.3インチで、最大静止画サイズは8064×6048ピクセル。下側の広角カメラのセンサーサイズは1インチで、最大静止画サイズは8192×6144ピクセルです。両カメラとも最大動画解像度は3840×2160ピクセル(4K)で、動画撮影時のフレームレートはフルHDの場合最大240fps、4Kの場合最大120fpsです。なお、240fps・120fpsでの撮影はスローモーション動画にのみ対応しています。

DJI Air 3Sのカメラ


DJI Air 3Sの後ろ側にはバッテリー挿入口が設けられています。

DJI Air 3S後部のバッテリー挿入口


挿入口にバッテリーをセット。

DJI Air 3Sにバッテリーをセット


バッテリーをセットするとこんな感じ。

バッテリーをセットした見た目


バッテリー挿入口の下側にはカバーが設けられています。

DJI Air 3S下部のカバー


カバーを外すとUSB Type-CポートとmicroSDカードスロットが現れました。

USB-Type-CポートとmicroSDカードスロット


裏面には補助ライトや大量のセンサーが搭載されています。

DJI Air 3S裏側のセンサー


左側面はこんな感じ。

DJI Air 3S左側面


右側面はこんな感じです。

DJI Air 3S右側面


DJI Air 3Sのスペック表が以下。

モデル名DJI Air 3S
最大上昇速度10m/s
最大下降速度10m/s
最大水平速度27m/s
最大離陸高度6000m
最大飛行距離3万2000m
レンズ

広角カメラ
FOV:84°
焦点距離(35mm判換算):24mm
絞り:f/1.8
フォーカス調整:0.5m~∞

中望遠カメラ
FOV:35°
焦点距離(35mm判換算):70mm
絞り:f/2.8
フォーカス調整:3m~∞

ISO感度100~12800
シャッター速度

広角カメラ
1/8000~2秒

中望遠カメラ
1/16000~2秒

最大静止画サイズ12MP
写真フォーマットJPEG
動画解像度H.264/H.265
4K:3840×2160(24/25/30/48/50/60/120fps)
フルHD:1920×1080(24/25/30/48/50/60/120/240fps)
2.7K縦向き撮影:1512×2688(24/25/30/48/50/60fps)
動画フォーマットMP4(MPEG-4 AVC/H.264、HEVC/H.265)
最大動画ビットレートH.264/H.265:130Mbps


バッテリー充電ハブの見た目はこんな感じ。

DJI Air 3S付属のバッテリー充電ハブ


バッテリーを最大3個セットできます。

DJI Air 3S用バッテリー


USB Type-Cケーブル1本でバッテリーを3個充電できます。また、残量不足になったバッテリー同士で電力を受け渡して1個のバッテリー容量を最大化させられる機能も搭載されています。

バッテリー充電ハブを充電


DJI RC 2送信機の見た目はこんな感じ。正面に大型のディスプレイが搭載されています。

DJI RC 2送信機


背面のグリップ部は滑りにくい素材で覆われています。

DJI RC 2送信機の裏側


背面にはスティックが埋め込まれています。

DJI RC 2送信機裏側のスティック


スティックは指でひねるだけで装着可能。

DJI RC 2送信機にスティックを取り付け


スティックを装着するとこんな感じ。

スティックを取り付けたDJI RC 2送信機


天面には録画ボタンや折りたたみ式のアンテナ、シャッターボタンなどが搭載されています。

DJI RC 2送信機上面


アンテナを展開するとこんな感じ。

DJI RC 2送信機のアンテナを展開


DJI RC-N3送信機の場合はカメラ映像を確認するためにスマートフォンをセットする必要がありますが、DJI RC 2送信機ならスマートフォンなしで大画面でカメラ映像を確認しながらドローンをコントロールできます。

DJI RC 2送信機を起動


付属のNDフィルターは「上側がND4・下側がND8」「上側がND16・下側がND32」「上側がND64・下側がND128」の3種類。

DJI Air 3S付属のNDフィルター


NDフィルターの取り付け手順はこんな感じ。まずは元から付いているカバーを左に軽く回して取り外します。

フィルターの取り外し


続いて交換したいフィルターを所定の位置に合わせ、右に回せばセット完了です。

NDフィルターをDJI Air 3Sに取り付け


続く記事では実際にDJI Air 3Sを飛ばしてみた様子を紹介する予定なので、乞うご期待。

なお、DJI Air 3Sは公式オンラインショップなどで購入が可能で、「DJI Air 3S Fly Moreコンボ(DJI RC 2付属)」の記事作成時点でのAmazon.comでの価格は税込20万9000円です。

Amazon.co.jp: DJI Air 3S Fly Moreコンボ(RC 2画面送信機付属)ドローン 4Kカメラ付き 1インチCMOS 広角&中望遠 成人用 4K/60fps HDR動画 全方向検知 長い飛行時間 バッテリーx3 合計動作時間135分 賠償責任保険1年無償付き : 家電&カメラ

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in レビュー,   ハードウェア, Posted by log1r_ut

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