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「なぜ国内で100社を超えるデータ復旧業者の中で『デジタルデータリカバリー』に頼むのがベストなのか?」をトップエンジニアに根掘り葉掘り聞いてきた


大事なデータが保存されているHDDやフラッシュメモリ、レコーダーが突然壊れてしまった場合、データを取り出す上で頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、一般的にデータ復旧業者は「最悪の事態」が発生した時に頼るものであり、常日頃から定期的に利用することは少ないため、「一体何を基準にしてデータ復旧業者を選べばいいのかわからない」という人も多いはず。

国内に100社以上あるデータ復旧業者の中でも、デジタルデータリカバリーはデータ復旧専門業者として「14年連続国内売上No.1」を記録し、他のデータ復旧業者がさじを投げた機器のデータ復旧相談件数が7000件を超えるなど、まさに「データ復旧サービスの最後の砦(とりで)」という立ち位置になっています。今回は実際に東京・六本木にあるデジタルデータリカバリーのデータ復旧ラボを訪れて、「データ復旧業者を選定する際には一体何がポイントになってくるのか?」「なぜデジタルデータリカバリーが選ばれているのか?」といった疑問を、トップエンジニアの方々に根掘り葉掘り聞いてきました。

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今回は、データリカバリー事業部のエンジニアグループに所属する約40人のエンジニアを取りまとめる柳田さん(左)と、フィジカルチーム(HDDの物理復旧)のチーム長でありトップクラスのエンジニアとして、研究開発も担う薄井さん(中)、論理復旧のトップエンジニアで、今まで対応ができなかった機器からの復旧を確立した新名さん(右)から話を聞きました。


GIGAZINE(以下、G):
それでは、よろしくお願いします。早速ですが、データ復旧サービスというのは非常事態が発生した時に頼るものであって、普段から定期的に依頼しているケースは少ないと思います。国内だけでも100社を超えるデータ復旧業者が存在しているとのことですが、一般の人からするとどの業者に依頼したらいいのかわかりにくいですよね?

データリカバリー事業部 エンジニアグループ グループ長 柳田悟さん(以下、柳田):
そうですね。もし最初に依頼した業者様で復旧できないとなると、他の業者様に依頼し直さないといけないため、結局は複数社に依頼する分だけコストも時間もかかってしまう問題があります。ですから、最初から技術力の高い復旧業者に依頼してほしいというのが弊社の考えです。

G:
業者が持っている技術力の高さを一般人が知る手がかりなどはあるのでしょうか?


柳田:
データ復旧の技術力を測るには、復旧率の高さや相談実績の多さなどがひとつの指標になります。また、他の業者様では復旧できなかった機器を、復旧した事例が多いかどうかも、技術力の高い業者選びに役立つポイントです。

G:
なるほど。


柳田:
弊社ではお客様に安心してデータ復旧を依頼していただけるよう、他のデータ復旧業者様では公開していないデータ復旧率などのサービスの裏側を公開しています。弊社のデータ復旧率最高値は95.2%となっておりまして、国内のデータ復旧専門業者では14年連続で国内売上No.1です。デジタルデータリカバリーの累計相談件数は41万件を超え、他社で復旧不可能だったケースの相談件数も7300件を突破しました。また、最短で当日復旧が可能であり、相談の約8割を48時間以内に復旧できるというスピード感も弊社は重視しています。

G:
復旧を依頼する機器を持ち込んだ顧客が、実際にデータ復旧ラボを見学できるという点も驚きました。

デジタルデータソリューション株式会社のエントランスには、犯罪捜査に協力して警察から授与された感謝状などが飾られていました。


データ復旧ラボの様子はこんな感じ。


7000台を超える部品交換用のHDDがずらりと並んでいます。


HDDのデータが読み取れる箇所と破損している箇所をチェックしている様子。


デジタルデータリカバリーで復旧可能なメディアやデバイスの一例を見ることができます。


手術室と同等の清浄度を誇るクラス100のクリーンルームでは、HDDに致命傷を与えるチリやホコリを避けるための作業服を着たエンジニアにより、精密な復旧作業が行われていました。


柳田:
そうですね。データ復旧業者様の中には透明性の低い業者さんも多いので、弊社では他の業者様が公開していないような復旧実績やラボの情報を公開したり、実際に復旧している様子を見ていただいたりしています。

G:
ラボを見たところかなり規模が大きいと感じましたが、何人ほどのエンジニアが在籍しているのでしょう?

柳田:
デジタルデータリカバリーでは約40人が在籍しています。この数はデータ復旧業者の中ではかなり多い数字ですね。データリカバリーのエンジニアだけでなく、フォレンジックやサイバーセキュリティのエンジニアも在籍しています。

G:
データリカバリー事業のエンジニアは複数のグループに分けられているとうかがっています。

柳田:
はい。弊社では障害や機器にあわせてエンジニアのチームを構成していまして、「フィジカルチーム」「ロジカルチーム」「メモリチーム」「ロジスティクスチーム」の4つに分けています。チーム分けをすることで専門性を高め、これまで復旧できなかった症状や機器にもチャレンジして、専門分野のノウハウを蓄積して技術力を高めることに重きを置いています。

G:
初歩的な質問なのですが、「フィジカルチーム」「ロジカルチーム」「メモリチーム」「ロジスティクスチーム」の4つはそれぞれどのような専門分野を担っているのでしょう?

柳田:
まずロジカルチームは、基本的にメディア問わずすべてのメディアの論理障害、たとえばファイルシステムを削除してしまった場合やフォーマットをかけてしまった機器などを扱っています。物理障害は2つのチームに分かれていて、ハードディスクの物理障害を扱っているのがフィジカルチームで、ハードディスク以外の機器を扱っているのがメモリチームという感じですね。メモリチームはハードディスク以外すべてを扱うので、担当範囲はかなり広くなっています。


G:
最近だとSDカードやUSBメモリ、スマートフォンなどでしょうか?

柳田:
そうですね。以前は基本的にハードディスクしかデータ復旧してなかったんですけど、新しく登場したメディアにも対応しようということでメモリチームが新設されました。ロジスティクスチームに関しては、基本的にデータ復旧作業ではなく、郵送いただいた機器の登録・管理・返送を担い、復旧作業に必要な記憶メディアを取り出す作業も行っています。

G:
なるほど、ありがとうございます。ちなみに、デジタルデータリカバリーではドローンの復旧事例もあったと思うんですが、あの場合はどのチームが担当することになったのでしょう?

データリカバリー事業部 エンジニアグループ ロジカルチーム 新名晴貴さん(以下、新名):
ドローンの中にSDカードが入っていて録画を保存しているので、全部メモリチームが担当ですね。


柳田:
弊社では専門分野を持つエンジニアチームが研究開発を行い、これまで復旧できないとされていた機器の復旧にも数多く成功しています。たとえば「パスワードの上限ロックがかかってしまった外付けHDD」「最新モデルのMacBook」「市販のデータ復旧ソフトで復旧できないSDカード」などですね。また、「4年ほど使用していたRAID5に突然アクセスできなくなった」というケースでは、他社様に依頼したところ「復旧に10日以上かかる」という判断だった機器を弊社にお持ち込みいただいて「3日」で復旧することに成功しました。


データリカバリー事業部 エンジニアグループ フィジカルチーム チーム長 薄井雅信さん(以下、薄井):
そうですね。RAIDのブロックサイズ(データの仮想的な分割単位)が小さければ小さいほどデータ抽出に時間がかかりますので、同じデータ量だったとしてもブロックサイズが大きいほどデータ抽出スピードは速くなります。今回に関しては512バイトと一番小さいブロックサイズだったんです。

G:
なんと。

薄井:
仮想的なRAIDに関しては論理チームの方で問題なく組み立てることができて、たぶん他社さんでも組み立てられたとは思うんですけれども、そこからのデータ抽出に10日くらいかかってしまうというのが問題でした。ただ、この問題に関しては以前から私以外のエンジニアも含めて2カ月くらいかけて検証していまして。たとえばRAIDからのデータ抽出のために通常とは違う設備を導入してみたり、クローンや抽出先を新しい媒体にしてみるといったいろいろな検証をして、結果的に実質1日で抽出を完了させるようなことができました。

G:
1日で!?

薄井:
はい。その時には初期の段階から10数倍~20倍くらいのスピードアップになっていましたが、色々と検証した段階の数値上では最大30倍くらいまで出せました。


G:
RAID機器のデータ抽出に時間がかかるというのは以前から課題としてあって、それで研究開発を続けていたということですね?

薄井:
そうですね。やっぱり法人様ではいち早くデータが確保できないと困ってしまうことが多く、スピードが重要になってきます。そこでデータ復旧のスピードをうたっている弊社にお持ち込みいただいたという流れですね。

G:
ちょうど依頼が来る2カ月前から研究をされていて、このケースはまさに実践のタイミングだったという。

薄井:
本当に前日、前々日くらいにある程度目途がついたっていうところだったので、「よし、ちょっとやるか」みたいな(笑)

G:
なるほど(笑)


柳田:
他にも他社様で復旧できなかった事例としては、レコーダー機器の復旧もありますね。新名の担当だったので、説明できますか?

新名:
はい。こちらの事例は名古屋・福岡・韓国の3社のデータ復旧サービスに数カ月ほどお預けして復旧不可だったソニー製レコーダーを、弊社が1日で復旧した事例になります。ソニー製のレコーダーでは独自のファイルシステムでデータが管理されていて、PCに直接ハードディスクをつないでもデータが読み出せなかったり、データ自体がテレビの著作権法の関係で暗号化がかかっていたりします。他社様に相談した時も、ソニー製レコーダー特有の暗号化がかかっていて復旧できなかったようです。

G:
なるほど。

新名:
基本的にこのタイプのレコーダーは内蔵ハードディスクの物理的な障害と、それに伴って読み出せないデータが発生して、レコーダーの起動に必要なデータが破損するというパターンがものすごく多いんです。この発生件数が多いパターンに関しては少ないながらも国内の他社様も技術を持っていて、起動しないレコーダーを起動させるまでは可能なところもあるんですが、今回の場合は「起動はするけど、データが消えている」というデータ破損が問題になっているケースでした。このデータ破損をどう修復すればいいのかという情報は入手が難しく、独自に研究していくしかないのですが、弊社では特殊な処理をかけてデータを見えるようにする研究が進んでいて、今回のケースでもすぐに大半のデータを復旧できました。


G:
なるほど。ハードディスクレコーダーにはメーカーがいろいろありますが、やはり暗号化はメーカーによってバラバラなんでしょうか?

新名:
暗号化の方式やそもそも暗号化されているかどうかは、レコーダーのメーカーによって異なってきますので、それに合わせて対応する必要があります。同じメーカーでも発売時期やモデルの種類によってデータ格納方法や暗号化の方法も違ってきますね。

G:
他社ではあまりレコーダー復旧の研究開発が進んでいないのでしょうか?

新名:
まず、ハードディスクレコーダーや特にテレビ録画用の機器に関しては日本独自の機器であることも多いので、海外を当たっても情報を入手することができず、自社で研究開発していかないと情報が手に入らないということがあります。国内の他社さんでも1社か2社くらいは研究開発をしているところを知っていますが、弊社レベルで復旧ができているところはないんじゃないかと自負しております。


G:
お話をうかがっているとデジタルデータリカバリーの技術力の高さが印象的ですが、皆さんは通常の業務と並行して研究開発を行っているのでしょうか?

薄井:
基本的にはそうなんですけれども、たとえば先ほどのRAID機器の復旧方法を開発した時の私は研究開発チームの所属で、いろいろな課題を解決することに注力していました。今も隣の新名も含めていろいろな課題を抱えているので、通常業務以外でも研究開発は継続しています。

G:
海外の企業との技術交換というか、最新技術を取り入れる試みもやられていると伺っているんですけれども。

薄井:
去年もアメリカのエンジニアの方をお呼びして、社内で技術研修を受けました。やはり海外の方がデータ復旧に関して最先端の技術を持っているので。

柳田:
また、弊社では機器やデータの種類にかかわらず幅広い依頼を受け付けていまして、「古い機器だから復旧しませんよ」という感じで処理することはほとんどありません。これまでに復旧したことがない機器でも、実際に復旧できるのかどうかを確認した上で対応している形になりますので、過去にない復旧事例が上がることも多いんです。

それに、とにかく持ち込まれる点数がすごく多いんです。弊社でも復旧できたことがない症状の機器も、お客様に「弊社でも復旧できたことがないです」という前提を伝えた上ですけれど、依頼を受けます。数も多いし、やったことがない案件もたくさん入ってくるため、エンジニアとしては必然的に技術力が上がってしまう、みたいな。

また、相談件数が41万件を超えているので、データ復旧においてよくある症状や機器がわかりやすいです。ご相談数が多く、まだ復旧技術が確立していない症状や機器に関しては研究開発も実施します。問い合わせ件数が少ないと、トレンドや最新の症状がわかりにくく、研究開発が必要かの判断も難しいかもしれません。

G:
なるほど。


G:
データ復旧の依頼がある機器の中には、大きすぎたり機密データが入っていたりするため、デジタルデータリカバリーに郵送したり持ち込んだりできないものもありますよね。そういう場合はどうなるのでしょう?

薄井:
弊社では大きいサーバーだったり機密保護の観点から機器を持ち出せなかったりする場合、出張診断を行っています。メインで柳田の方が伺っていました。

柳田:
数年前に依頼されたお客様の出張依頼ですね。

薄井:
結構スピード感があって、午前中に九州から依頼があった案件で、午後には新幹線や飛行機に乗って出張診断しに行くというのもありましたよね?

柳田:
日本全国に出張診断に行ってるんですけれども、北海道へは問い合わせがあった当日に日帰りで行きました。


G:
診断もかなりスピーディに進めて、そこから対応してということですね。この初期診断の素早さっていうのも経験値というか、デジタルデータリカバリーさんが持っている技術力ということでしょうか?

柳田:
出張先で作業するための設備もありますし、現地の限られた環境でも正確に診断できるのも強みかなと思っています。あとエンジニアの人数が多いので、出張で現場から動かせるというのもありますね。

G:
ちなみに、研究開発をするかしないかという判断はどういう風に行っているのでしょう?たとえば新名さんが担当されているレコーダー機器なんかは、問い合わせが多かったけれど復旧できずにいたと伺った記憶があるんですけれども。

新名:
そうですね、私は新卒で入社して初めからレコーダー専門の研究をしていたわけではなく、時には顧客対応などの下積みをしていたのですが、その際に復旧できなかったお客様に作業を説明するような書類を書いていることがありまして。そこですごくレコーダーの案件が多かったので空き時間とかに検証していて、「これは実は復旧できるのではないか?」というところがだんだんわかってきて、自然な感じで研究をすることになりました。

G:
需要に応じて研究開発が行われるんですね。

新名:
需要があるけど実際復旧があまりできていないかどうかは、研究するかしないかで見るポイントにはなります。


G:
そういう風に研究開発を続けてらっしゃって、最近こういう復旧ができるようになったものとかはありますか?

薄井:
直近では、ウエスタンデジタルの2.5インチHDDドライブがあります。ウエスタンデジタルのハードディスクはメーカー特有の暗号化がありまして、この復旧専用の設備やツールを導入することで復旧の算段がつけられるようになりました。他にも暗号化がされているのでファームウェアにアクセスしづらかったり、フォーマットするとゼロフィルされてしまったりといった問題もあるので、その課題も検証しています。まだ確実ではないですけれど、70%とか80%くらいの復旧ができるようなところにはなっています。

G:
ありがとうございます。論理チームの方ではそういう話はありますか?

新名:
最近やっているところですと、パナソニック製レコーダーの復旧がありますね。パナソニック製レコーダーではファイルシステムを不用意に変更すると起動時にエラーが出るので、修復の方法が限られていたんですが、エラーが出ないようなシステムデータの書き換え方が判明して、これまで直せなかったものが直せるようになりました。

G:
なるほど、こうして復旧率がどんどん上がっていくということですね。

柳田:
このような研究開発の取り組みを行った結果、他社には復旧技術がなくてデータが取り出せなかったり、メーカーでも昔の機器だから対応不可となったりした機器でも、弊社では復旧できるという事例があります。弊社は「データ復旧の最後の砦」ではありますが、実際は最初から技術力の高い弊社にお持ち込みいただければなと思っています。それと、機器は壊れるものですので、事前にバックアップを取ってもらうのが大事ですね。

G:
なるほど。本日はありがとうございました。

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in 取材,   インタビュー,   ハードウェア,   広告, Posted by log1h_ik

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