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オンラインストレージ「MegaUpload」創業者キム・ドットコムのアメリカへの身柄移送が実現へ


海賊版配信で大きな利益を上げFBIによる取り締まりを受けたオンラインストレージ「MegaUpload」の創業者で、ニュージーランド在住のキム・ドットコム(旧名:キム・シュミッツ)のアメリカへの身柄引き渡し令状に、ニュージーランドの法務大臣が署名したことがわかりました。

Justice Minister Paul Goldsmith signs Kim Dotcom’s extradition order - NZ Herald
https://www.nzherald.co.nz/nz/politics/justice-minister-signs-kim-dotcoms-extradition-order/ZIO7RHMUS5B3NCKUEW4QH5C4V4/


Kim Dotcom's Extradition to the U.S. Given Green Light By New Zealand * TorrentFreak
https://torrentfreak.com/kim-dotcoms-extradition-to-the-u-s-given-green-light-by-new-zealand-240815/

キム・ドットコムは2012年にMegaUploadがFBIによる強制捜査を受けた際、ニュージーランドのオークランドで共同創業者のマティアス・オルトマン、幹部のブラム・ファン・デア・コークとともに逮捕されました。


3人は長らくアメリカへの身柄引き渡しを巡って裁判で戦ったものの、2022年、オルトマンとファン・デア・コークは司法取引に応じてニュージーランドでの服役を選択し、オルトマンは懲役2年7カ月、ファン・デア・コークは懲役2年6カ月となりました。このため、身柄の扱いが定まっていないのはドットコムのみとなっていました。

ニュージーランドのポール・ゴールドスミス法務大臣は「すべての情報を慎重に検討した結果、私は裁判にかけるためドットコムをアメリカに引き渡すべきであると決定しました」と述べています。

今回の報道を受けてドットコムは「おっと。慌てないで、私には計画があるから」「ニュージーランドを愛しています。離れません」と投稿しています。


なお、法務大臣による引き渡し令状への署名はあくまでステップの1つであり、引き渡しの完了には数年かかる可能性があるとNZ Heraldは指摘しています。

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in メモ, Posted by logc_nt

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