レビュー

Ankerから登場したソーラーパネル付きの無線セキュリティカメラ「Anker Eufy Solar Wall Light Cam S120」レビュー


天面にソーラーパネルを搭載して充電しつつ録音録画が可能なセキュリティカメラ「Anker Eufy Solar Wall Light Cam S120」がAnkerから登場しました。このカメラをAnkerに提供してもらったので、どのように使えるのか実際に触って確かめてみました。

Eufy Solar Wall Light Cam S120 | 屋外用セキュリティカメラの製品情報 – Anker Japan 公式オンラインストア
https://www.ankerjapan.com/products/t81a0

これが「Anker Eufy Solar Wall Light Cam S120」のパッケージ。


内容物は、カメラ本体と取り付けプレート×2、ケーブル、ネジ類、クイックスタートガイドです。


カメラ本体は三角柱のような形をしていて、カメラ部が前に出っ張っているのが特徴。


壁に取り付けると、カメラがやや下を向くような角度になります。


カメラは最大2Kの映像が撮影可能。


本体左側面にはスピーカーがあります。


右側面には特に何もなし。


天面にはソーラーパネルが取り付けられています。


背面には、カバーに覆われた充電ポートと接続用のSYNCボタンがあります。


カバーの下はUSB Type-Cポート。市販のUSB Type-Cケーブル等をつなぎ、まず満充電してから設置する必要があります。充電さえすれば、あとは好きな場所に取り付けてワイヤレスで映像を確認したり通話したりすることが可能。同一のネットワークにつないでいない外出先等もライブ映像や録画を確認できます。


付属のケーブルは、別売りの屋外用ソーラーパネル「Eufy Security Solar Panel Charger for eufyCams」と接続するためのもの。本体のソーラーパネルと別売りのソーラーパネルの二段構えで充電したいときに使います。


本体サイズは、横約170mm×奥行き約124mm×高さ60mm。重量は約450gです。


使用するにはまずスマートフォンアプリの「eufy Security」とカメラを接続する必要があります。アプリはAndroid版iOS版があり、今回はAndroid版を使用。アプリを開いたらAnkerアカウントのメールアドレスとパスワードを入力してログインします。


ホーム画面で「デバイスを追加」をタップ。


「Wall Light Camera」をタップ。


「Solar Wall Light Cam」をタップ。


設置場所を確認して「次へ」をタップ。


カメラの背面に印字されたQRコードを読み取ります。


接続したいネットワークのパスワードを入力して「次へ」をタップ。


本体背面の「SYNC」ボタンを5秒間長押しします。


「Wi-Fi接続用のQRコードが生成される」との表示が出るので「OK」をタップ。


アプリにQRコードが表示されるので、カメラ本体で読み取らせます。読み取りに成功するとビープ音が鳴ります。


成功したらアプリで「次へ」をタップ。


最初に動作モードを選択します。デフォルトは最長20秒間録画する「監視モード」で、他には最長15秒間録画して短時間に同じ物体が二度検知されにくくする「バッテリー節約モード」と、録画時間を10秒~60秒、録画間隔を5秒~60秒で設定できる「カスタマイズモード」があります。今回はデフォルトのまま「次へ」をタップ。


取付けのヒントなどを読んで「完了」をタップします。


続いて取扱説明書に従い、カメラを取り付けプレートに接続してみます。壁などへの取付けが想定されていますが、今回は以下の「取付自在板」を使用。取付自在板は、カメラを取り付けて、ステンレスバンドでポール等にくくりつけることができる製品で、穴を開けられない場所に取り付けるときに便利な代物です。


取り付けプレートは以下の2種類。まっすぐなものと、手前に15度傾いたものがあります。今回はまっすぐなものを使用。


まずは「UP」と書かれた上部中央に付属のネジを留めていきます。


続いて下部の2箇所に空いた穴にもネジを留めます。


本体背面のくぼみを取り付けプレートに引っかけるようにして取り付けます。


最後は底面にネジを留め、取り付けプレートと本体を完全に固定すれば完了。


アプリのホーム画面は以下の通りです。「マイデバイス」の一覧に、カメラが捉えた映像の静止画が写し出されています。


左側のアイコンは、バッテリー容量の目安とWi-Fi信号強度の目安、太陽光で充電中か否かを示しています。右側の四角に囲まれた数字は検知したイベントのうちユーザーがまだ確認していないものの数で、その隣はメニューアイコンです。


中央の再生マークをタップするとライブ映像を確認できます。


ライブ映像の確認画面はこんな感じ。上部に生の映像、下部に操作パネルが表示されます。操作パネルにある機能は、「録画」「スクリーンショット」「通話」「アラーム」のほか、カメラが拾う音をミュートする「サウンド」、既存の動体検知イベントを確認できる「イベント」、夜間に自動的に白黒ナイトビジョンへ切り替える「自動夜間モード」の設定などです。


通話の際は、マイクアイコンの「話す」を長押しすればOK。一方向の通話しかできないので、こちらがしゃべっている間に相手の声を聞くことはできません。


音質・音量はこんな感じ。

ソーラーパネル付きの無線セキュリティカメラ「Anker Eufy Solar Wall Light Cam S120」のマイク音質・音量はこんな感じ - YouTube


「Anker Eufy Solar Wall Light Cam S120」は、人またはその他の動体を検知した際に「イベント」として記録し、自動で録画して本体ストレージに保存します。アプリの「イベント」から録画一覧を見ることができます。


録画には、AnkerのAIが検知した動体の写真がサムネイルのように表示されるので、録画の最初から最後まで確認せずとも、何が映ったのかを一目で確認することが可能。正面を向いて映ると顔が切り取られてバッチリ表示されます。


録画画質は2Kまたは1080pを選択可能。録画は本体ストレージに保存されます。本体ストレージの容量は8GBでした。


録画の一つが以下。晴れの日の15時に日陰で録画していて、全体的にやや暗い印象を受けます。画面の輝度を変える設定などはありませんでした。なお、解像度は2304×1296、15FPSで、9秒の録画でファイルサイズは1.1MBでした。

ソーラーパネル付きの無線セキュリティカメラ「Anker Eufy Solar Wall Light Cam S120」で記録した屋外の映像 - YouTube


以下は室内で記録したもの。1920×1080、15FPS、19秒の動画でサイズは2.39MBです。

ソーラーパネル付きの無線セキュリティカメラ「Anker Eufy Solar Wall Light Cam S120」で記録した屋内の映像 - YouTube


以下は暗い部屋で記録したものです。「Anker Eufy Solar Wall Light Cam S120」は周囲が暗い状態だと白黒の映像を撮影していますが、動体を検知すると自動的にライトがつき、カラーで撮影します。

ソーラーパネル付きの無線セキュリティカメラ「Anker Eufy Solar Wall Light Cam S120」で記録した夜間の映像 - YouTube


動体の検知範囲は約8m。実際にカメラから約8m~11m離れた公道を頻繁に車が通ったのですが、これらはすべて検知されませんでした。以下は手動で録画ボタンを押して記録した映像です。

ソーラーパネル付きの無線セキュリティカメラ「Anker Eufy Solar Wall Light Cam S120」で手動で記録した屋外の映像 - YouTube


約13~14m離れた場所からカメラに近づくという実験をしてみたところ、カメラから約5~6mの距離まで近づいた時点で録画を開始しました。以下の赤枠で囲った場所がカメラから約13~14m離れた地点で、人が立っているのが約5~6mの地点です。広い範囲の検知に向かないことから、「Anker Eufy Solar Wall Light Cam S120」は「広範囲で動体を漏れなく検知する」という使い方ではなく、特定の狭い範囲を重点的に監視したい場合に向いているという印象を受けました。


バッテリーの持ち時間も検証しました。まず、15時38分時点で80%です。


そこから3時間、録画を確認したりカメラに映ったりしていろいろ検証していたら78%に。この間太陽光にはさらしていません。


その後、室内で約20時間放置したら75%になっていました。大体24時間で5%減少するような計算。


次に日当たりのいい場所に放置しました。


1時間半で1%回復。


2時間放置して同じパーセンテージでした。


「Anker Eufy Solar Wall Light Cam S120」の特徴の一つは「月額料金不要」ですべてのサービスが使えるところで、大手メーカーが販売しているような月額課金型ワイヤレスカメラとは一線を画しています。本体が税込1万4990円で買えて、夜間の撮影、動体検知、ソーラー充電も可能となると、「コスパ」は非常に良いのでは、という印象です。

2024年6月2日に発売済みですが、Amazon.co.jpでは記事作成時点で「予約受付中」となっていました。

Amazon.co.jp: Anker Eufy Solar Wall Light Cam S120 (屋外カメラ) 【ソーラーセキュリティカメラ/防犯カメラ/ワイヤレス対応 / 2K / 連続給電可能/自動点灯/AI動作検知 / IP65 / スポットライト/追加料金不要】 : 家電&カメラ

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by log1p_kr

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