AI需要が爆発的に増加も計算能力が制約に、大規模に投資していたOpenAIが巻き返しをはかる

OpenAIが株主に宛てた手紙の中で、「大規模に計算資源に投資していたOpenAIが長期的には勝利する」と訴えていることが明らかになりました。
Exclusive: OpenAI Highlights Massive Compute Advantage Over Anthropic to Investors
https://taekim.substack.com/p/exclusive-openai-highlights-massive

OpenAI slams Anthropic in memo to shareholders as rival gains momentum
https://www.cnbc.com/2026/04/09/openai-slams-anthropic-in-memo-to-shareholders-as-rival-gains-momentum.html
Claudeを展開するAnthropicのCEOであるダリオ・アモデイ氏は、2025年12月に行われたカンファレンスにおいて、「一部のプレーヤーは過剰にリスクを取っている」と暗にOpenAIが過剰に投資している状態である事を示唆し、一方でAnthropicは「責任ある行動」を取っていると述べていました。
しかし、2026年に入ってAI需要は急速に増加。2025年末にAnthropicの年換算収益は約90億ドル(約1兆4300億円)だったのに対し、2026年4月6日には年換算収益が300億ドル(約4兆7700億円)を超えたと発表しています。
OpenAIは2025年第4四半期に年換算収益が160億ドル(約2兆5500億円)とAnthropicの2倍近い数字でしたが、2026年3月31日に発表した年換算収益は240億ドル(約3兆8200億円)で、AnthropicがOpenAIを追い抜いたことが明らかになりました。

こうした状況のなか、OpenAIは株主に宛てて「コンピューティングこそが勝負の鍵」と題したメッセージを送信。OpenAIがすでに8ギガワット以上のコンピューティング能力を確保し、2030年までに30ギガワットを確保するという目標で動いているのに対し、Anthropicのコンピューティング能力は2026年末までに3~4ギガワット、2027年末までに7~8ギガワットという見通しであることに触れ、「コンピューティング能力が製品の制約となるため、コンピューティング能力の成長曲線の差が重要だ」と巻き返す根拠として訴えました。
一方、Anthropic側もGoogleおよびBroadcomと数ギガワット単位で次世代TPUを確保する契約を行うなど、「前例のない成長に対応するため、当社はこれまでで最も重要なコンピューティングへの投資を行っています」と述べています。
Claude開発企業のAnthropicがGoogleのTPUを大規模導入するべくGoogleおよびBroadcomと契約締結 - GIGAZINE

半導体分野を専門にするアナリストのキム・テ氏はAnthropicの提供しているClaudeが頻繁に需要過多でダウンしている点に触れ、「Anthropicは保守的に想定してきた成長予測に問題を抱えている。需要の増加に伴い、Anthropicは顧客へのサービス提供能力が不足する可能性がある」として「OpenAIのコンピューティング能力への大規模な投資は先見の明があったようだ」と結論付けました。
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