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イーロン・マスクがX(旧Twitter)の新規ユーザーに対して「料金を請求する予定」と明かす


X(旧Twitter)が新規ユーザーに対して、投稿・返信・いいね・ブックマークをする前に料金を請求する予定であることが明らかになりました。Xのイーロン・マスク氏は、新規ユーザーにのみ料金を請求する理由を、「ボット対策」と説明しています。

Elon Musk plans to charge new X users to enable posting | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/04/15/elon-musk-plans-to-charge-new-x-users-to-enable-posting/


X関連のアップデート情報を発信するX Updates Radarが、新規ユーザーが投稿・返信・いいね・ブックマークする前に料金を請求するというポリシーを拡大していることを発見しました。X Daily Newsによると、このポリシーは以前はニュージーランドとフィリピンでのみ実施されていたもので、当初は「スパムを減らし、ユーザーエクスペリエンス全体を向上させるために試験的に導入されたもの」と説明されていました。


この投稿に対して、Xのマスク氏が「残念ながら、ボットの容赦ない攻撃を抑制する唯一の方法は、新規ユーザーの書き込みアクセスに対して少額の料金を課すことです。現在のAIおよびトロールファームは『ボットですか?』(CAPTCHAのような人間であるかどうかを確認するテスト)という質問を簡単に通過してしまいます」「偽アカウントの猛攻により利用可能な名前も使い果たされてしまい、結果として多くの優れたユーザー名が取られてしまっています」と投稿し、新規ユーザーに料金を課すのはXで急増するボットへの対策であることを強調しています。


その後、別ユーザーの「Xが特別なのは誰でも無料で投稿できる点です。ボットを止める必要があることは明らかですが、お金を払う以外に、非常に計算コストの高い何か(ドージコインのマイニングなど)を行うという選択肢を設けるのはどうでしょうか?」と投稿したところ、マスク氏は「それはわずかな手数料を支払わせるよりもはるかに困難な選択です。料金を請求するのはあくまで新規ユーザーのみで、登録から3カ月後には書き込みアクションを無料で行えるようになります」と返信しており、新規ユーザーに料金が課されることになるのは「3カ月」であることが明らかになっています。


記事作成時点ではXがこのポリシーをいつから適用するのか、新規ユーザーは料金としていくらを支払わなければならないのかについての詳細はありません。


なお、2023年10月にXはニュージーランドとフィリピンの新規ユーザーに対して、年間1ドル(約150円)という少額の利用料金を請求し始めました。これらの地域からXにアクセスした新規ユーザーは、ポストを閲覧することはできるものの、投稿・返信・いいね・ブックマークといったその他のアクションを行うには料金を支払う必要がありました。

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Xは2024年4月初頭にスパムアカウントの大規模排除を開始すると発表し、フォロワー数に影響が出る可能性があるとユーザーに警告していました。

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in ネットサービス, Posted by logu_ii

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