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OpanAIのサム・アルトマンCEOが投資ファンド「OpenAI Startup Fund」の所有権を手放したことが判明

by TechCrunch

OpenAIサム・アルトマンCEOが、投資ファンド「OpenAI Startup Fund」の所有権を手放したことが判明しました。アメリカ証券取引委員会に提出された書類によると、OpenAI Startup Fundの所有権はファンドパートナーのイアン・ハサウェイ氏に引き継がれたとのことです。

Sam Altman no longer owns OpenAI Startup Fund
https://www.axios.com/2024/04/01/sam-altman-openai-startup-fund


OpenAI removes Sam Altman's ownership of its Startup Fund | Reuters
https://www.reuters.com/technology/openai-removes-sam-altmans-ownership-its-startup-fund-2024-04-01/

Sam Altman Removed as Head of OpenAI VC Fund
https://www.pymnts.com/artificial-intelligence-2/2024/sam-altman-removed-as-head-of-openai-vc-fund/

Sam Altman gives up control of OpenAI Startup Fund, resolving unusual corporate venture structure | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/04/01/sam-altman-gives-up-control-of-openai-startup-fund-resolving-unusual-corporate-venture-structure/

2021年に設立された投資ファンドのOpenAI Startup Fundは、Microsoftなどのパートナーから1億7500万ドル(約265億円)もの資金を調達しており、ヘルスケアや法律、教育などの分野で活動するAIスタートアップに投資しています。

一般にOpenAI Startup Fundは「OpenAIが運営している」といわれていますが、ニュースメディアのAxiosは2024年2月に、OpenAI Startup Fundの所有者はOpenAIではなくアルトマン氏になっていることを報じました。この報道に対し、OpenAIの広報担当者は「私たちは早く投資ファンドを立ち上げたいと思っており、構造上最も簡単な方法がアルトマン氏の名義にすることでした。私たちは常に、この状態を一時的なものにするつもりでした」と語っています。

しかし、2021年の設立から報道までに2年以上が経過しており、2023年にはアルトマン氏がOpenAIのCEOを実質的に解任されかける騒動も起きました。結果的にアルトマン氏はCEOへ復帰しましたが、もしアルトマン氏がそのまま追放されていた場合、OpenAI Startup Fundの所有権を巡るさらなる問題が発生していた可能性もあります。

こうした指摘を受けた広報担当者はAxiosに対して、「私たちは今、ファンドのガバナンス構造を再検討する必要があるかもしれないと考えています。ファンドの変更に先立ち、まずは新しい理事会を設立することが先決です」と語っていました。


そして2024年4月、アメリカ証券取引委員会に提出された書類の記載から、OpenAI Startup Fundの所有権がアルトマン氏からハサウェイ氏に移譲されていたことが判明しました。ハサウェイ氏は以前からファンドパートナーとしてOpenAI Startup Fundの投資に携わってきた人物で、HarveyCursorSpeakAmbience HealthcareなどのAIスタートアップへの投資を主導してきたとのこと。

OpenAIの広報担当者はAxiosに対し、「以前お知らせしたように、ファンドの当初のガバナンス構成は一時的なものであり、アルトマン氏の個人的な投資や金銭的な利害はファンドに関与していません。今回の変更により、この点がさらに明確になりました」とコメントしました。

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in メモ, Posted by log1h_ik

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