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Googleがチャットボット「Bard」をマルチモーダルAI「Gemini」に統合してアプリ化も計画していることが明らかに


Googleが提供しているチャットボット「Bard」の変更履歴が正式更新前に流出し、BardとマルチモーダルAI「Gemini」の統合や、直近で「Gemini」アプリのリリースが予定されていることなどが明らかになりました。

Google is reportedly rebranding Bard to Gemini and plans to launch a dedicated app
https://www.engadget.com/google-is-reportedly-rebranding-bard-to-gemini-and-plans-to-launch-a-dedicated-app-204442265.html


Google: Google may be changing Bard’s name to Gemini in big AI push - The Economic Times
https://economictimes.indiatimes.com/tech/technology/google-may-be-changing-bards-name-to-gemini-in-big-ai-push/articleshow/107397076.cms

情報は、Androidアプリ開発者のディラン・ルーセル氏(@evowizz)がもたらしたもの。ルーセル氏は現地時間2月1日時点で、「BardがGeminiに改名する予定になっている」ということも明らかにしています。



ルーセル氏が示したのは2024年2月7日付けで発表される予定のBardの変更履歴で、「Bard is now Gemini(Bardは今Geminiに)」という見出しがあるのがわかります。


Googleによれば、GeminiがGoogle AIにアクセスする最良の手段であることをもっとはっきりわかるようにするため、BardもGeminiに改名することになったとのこと。変更履歴には「改名する」と書かれていますが、すでにGeminiは存在するため、「Bardを既存のGeminiに統合する」形だとみられ、この変更にあたってUIが変更され、視覚的に邪魔な要素を減らし、可読性を向上させ、ナビゲーションが簡素化されるとのことです。


今後はGeminiと音声でやりとりできるような機能が追加されるほか、ファイルのアップロード機能を備えた有料プラン「Gemini Advanced」も提供されるとのこと。Gemini Adancedでは、Googleの最も有能なAIモデルである「Ultra 1.0」にアクセス可能で、コーディングや論理的推論、微妙なニュアンスの指示、創造的コラボレーションなど、複雑なタスクをこなす能力が向上します。

これは2023年12月時点で「Bard Advanced」と呼ばれていたものとみられます。

AIモデル「Gemini Pro」で大幅強化されたBardが利用可能に、2024年にはGemini Ultra搭載の「Bard Advanced」も登場 - GIGAZINE


Gemini Advancedには今後数カ月かけて、マルチモーダル機能の拡張やコーディング機能の改善、ファイルやデータをアップロードして深く分析する機能などが追加されていく予定です。

Gemini Advancedは150以上の国と地域で利用できるようになる見込みです。

また、Geminiアプリの英語版が近日中にリリースされる予定だとのことです。

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in ソフトウェア, Posted by logc_nt

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