レビュー

iPhoneを持って歩くだけでアバターと一緒に現実でおでかけできるカメラアプリ「おでかけAR」を使ってみた


インターネットでさまざまな活動をする上で、自分の姿ではなく2Dあるいは3Dのアバターを使ってバーチャルキャラクターとして振る舞っている人も多くいます。アバターをカメラで撮影した背景に重ねることで、本当にアバターの姿で散歩しているような動画を撮影できるカメラアプリ「おでかけAR」を使えば、カメラの画角内に収まるように3Dアバターが歩くので、一緒に散歩している感覚を楽しむことができるとのことで、実際に使ってみました。

おでかけAR - VRoid Hub
https://hub.vroid.com/apps/yOGs81u9l42Ol5zaPMW4HfiQ91t_9ulNDhQLG-zjZGI

「おでかけAR」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/%E3%81%8A%E3%81%A7%E3%81%8B%E3%81%91ar/id6444123765

おでかけARは税込300円で購入可能。


アプリをインストールして起動するとマイクへのアクセスを求められるので、「許可」をタップ。


カメラへのアクセスを求められるので、「許可」をタップします。


画面内に表示されるアバターはピンチインで近くに、ピンチアウトで遠くに配置できます。また、アバターが浮いている場合はカメラを床に向けてタップすることで補正できます。左上の「✕」をタップ。


写真へのアクセスを求められるので「許可」をタップ。


背面カメラで撮影された風景に、3DCGのアバターが表示されています。下部真ん中のボタンをタップすると録画が開始されます。また、右にあるボタンは上から表情変更、手振りモーション、アバターの歩きモーションのオン/オフ、メニューです。


デフォルトで搭載されているアバターで、実際に表情を変えたり手を振ってもらったりしたところが以下。

CGアバターのお散歩動画を簡単に撮影できる「おでかけAR」で表情を変えたり手を振ってもらったりするところ - YouTube


そして、おでかけARを使って実際に歩いてみるとこんな感じ。

3DCGアバターで屋外のお散歩動画を撮影できる「おでかけAR」を使ってうろうろ歩いてみた - YouTube


iPhoneを持って歩くと、カメラ内のアバターも歩きます。そのため、目の前を常にアバターが歩いている感じ。


おでかけARのポイントは奥行きの概念があること。以下の画面のように、アバターとカメラの間に人が通ると、ちゃんとアバターが通行人に隠れるように表示されます。


画面を横にすると、アバターがちゃんと横画面に対応した向きで表示されます。


横画面で撮影するとこんな感じ。アバターの影も表示されるので、日の差した屋外で撮影すると「そこにいる」という感覚がより強くなります。

アバターと一緒におでかけできる「おでかけAR」を横画面で撮影してみた - YouTube


画像の女子校生アバターは標準で搭載されているアバターですが、自分で用意したアバターも使うことができます。右下のメニューボタンをタップ。


アバターはVRoid HubVirtual Cast・ローカルフォルダから読み出すことが可能。今回はローカルフォルダからアバターを読み込んでみました。


ローカルフォルダからアバターを読み出す場合は、「ファイル」で「おでかけAR」のフォルダにVRMファイルを置けばOK。今回はGIGAZINEちゃんのVRMファイルを読み込んでみます。


GIGAZINEちゃんの読み込みに成功。ただし、設定がうまくなじんでいないのか、Tポーズのままで表示されてしまいました。


メニューでは他にフェイストラッキングによる表情変化、アバターの表示サイズ、歩き方を変更できます。


環境光、ぼかし効果、影の濃さも調整可能。ただし、焦点距離に合わせたぼかし効果はかなり処理が重くなるので注意が必要です。


また、ソニーのモーショントラッカー「mocopi」でモーションを撮ることで、自分の動きをアバターに反映させることも可能です。

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in レビュー,   モバイル,   ソフトウェア,   動画, Posted by log1i_yk

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