試食

極厚チャーシューや本格担々味噌の入ったオンライン3000食限定の日清食品40周年記念チルド麺をスーパーで見つけたので買って食べてみた


ジューシーな特大極厚チャーシューを楽しめる「広東風極厚叉焼麺」と担々肉味噌たっぷりの「四川風極濃担々麺」がセットになった税込2160円の高級チルド食品「シン・行列のできる店のラーメン」が日清食品のチルド事業40周年記念商品として2023年12月18日から販売されています。「シン・行列のできる店のラーメン」は日清食品のチルド事業40周年の技術を麺、スープ、具材すべてに結集し「最高品質」のラーメンに仕上げているとのこと。3000セット限定でオンライン販売されていたはずの同製品をスーパーマーケットで見つけたので、実際に買ってどんな味に仕上がっているのか確かめてみました。

チルド事業40周年記念商品 シン・行列のできる店のラーメン | 日清食品グループ
https://www.nissin.com/jp/products/items/12298

「シン・行列のできる店のラーメン」は2023年12月21日から公式オンラインショップで3000セット限定で販売されていたもので、記事作成時点では売り切れとなっています。


ところが、オンラインショップで売り切れた後にスーパーマーケット「コーヨー」のチルド食品コーナーで「シン・行列のできる店のラーメン」が税込2138円で売られているのを発見。


さらに、「イオンスタイル」でも「シン・行列のできる店のラーメン」を発見。イオンスタイルでは他のチルド食品と紛れて半額で売られていました。「3000セット限定のはずなのに、どうしてスーパーマーケットに売っているんだ?」と気になったので日清食品に問い合わせたところ、「公式オンラインショップで販売する3000セットのほかに、イオングループのスーパーマーケットにも出荷している」という回答が得られました。また、「追加販売の予定はない」とのこと。


というわけで、売り切れる前に買ってきました。


「シン・行列のできる店のラーメン」は「広東風極厚叉焼麺」と「四川風極濃担々麺」が1食ずつ入ったセット商品です。広東風極厚叉焼麺の原材料を見ると、「めん」より先に「叉焼」と記されています。原材料は重さ順に記されるため、麺よりチャーシューの方が重たいということです。


カロリーは広東風極厚叉焼麺が584kcalで、四川風極濃担々麺は749kcalです。


広東風極厚叉焼麺と四川風極濃担々麺は黒い箱に小分けされています。


箱の裏面には調理手順が記されていました。


まず広東風極厚叉焼麺から食べてみます。


箱の中には麺、特大極厚叉焼、液体スープが入っていました。


麺と特大極厚叉焼の重さを袋ごと測定してみると、麺はは117gで特大極厚叉焼は129gでした。


調理手順は以下の通り。まず、食器に液体スープを入れます。


鍋を2個用意してお湯を沸かし、特大極厚叉焼を4~5分温めます。


もう1個の鍋で麺を2分ゆでます。


麺をゆでている間にスープに250mlの熱湯を加えてよく混ぜます。


麺がゆであがったら湯切りしてスープに投入。


最後に特大極厚叉焼を入れれば完成です。


完成した広東風極厚叉焼麺の見た目はこんな感じ。具は大きなチャーシューだけというシンプルな構成です。


広東風極厚叉焼麺のスープには鶏肉、金華ハム、XO醤、オイスターソースなどが使われているとのこと。飲んでみると、肉のうま味や魚介のうま味が混然一体となった強いうま味を感じます。あまりにもうま味が強いため、醤油の塩辛さが上書きされ、十分に塩が含まれているはずなのになぜか塩辛くない不思議な味わいに仕上がっていました。


麺をすすると、スープが絡んで一緒に口に入ってきます。即席麺の中には「麺自体には味がない」という商品もありますが、広東風極厚叉焼麺の麺からは確かな小麦の味が感じられました。


特大極厚叉焼はただ分厚いだけでなく、「めちゃくちゃ甘くてサッと消える脂の部分」と「かむと肉汁がジュワッと出てくる部分」が存在しており、お店で食べるチャーシューと比べてもかなり高いランクに位置するチャーシューだと感じられました。


続いて、四川風極濃担々麺を食べてみます。


箱の中には麺、担々肉味噌、液体スープ、特製芝麻醤(チーマージャン)だれ、花椒パックが入っていました。


袋ごと重さを測定すると、麺は115gで担々肉味噌は112gでした。


作り方は広東風極厚叉焼麺とほぼ同一。2つの鍋で担々肉味噌と麺を温めます。


温めている間にスープを250mlの熱湯で溶かします。


麺がゆであがったらスープの中に投入。


担々肉味噌、特製芝麻醤だれ、花椒パックを入れたら完成です。


完成した四川風極濃担々麺の見た目はこんな感じ。


まず、担々肉味噌をスープと一緒に食べてみると、ピリピリした辛味とともにゴマの香りや甜麺醤(テンメンジャン)の甘味とうま味が合わさった味などを感じられます。辛さは喉にピリピリ感じるものの、舌が痛くなるようなことはなく、辛い食べ物が苦手な編集部員も「辛味以外の味もしっかり感じられる程よい辛さ」と感想を述べていました。ただし、ゴマの風味が強いことや甘味が強いことから「『担々麺』というより『ごまだれ鍋のピリ辛味』って感じ」という感想も得られました。


麺をズルズルすすっていると、花椒が徐々に蓄積していき、わずかに舌がシビれるような感覚が味わえます。しかし、前述の通りスープの甘味が強いためシビれが強調される味ではありません。このため「シビれる辛さと舌を刺す辛さの両立を楽しめる本格担々麺を想像していたので、ちょっとマイルド過ぎるように感じる」と感想を述べる編集部員もいました。


マイルドすぎるといっても、ゴマの風味を感じる担々麺としての出来栄えはかなりのもの。広東風極厚叉焼麺はスープの味の濃さが気になって最後まで飲み干すにはためらいがありましたが、四川風極濃担々麺はご飯を入れて最後まで楽しみたくなる魔性の一品でした。


なお、日清食品の担当者いわく「追加販売の予定はない」とのことだったので、気になる人はなるべく早めにイオングループのスーパーマーケットで探してみてください。

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in 試食, Posted by log1o_hf

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