Steam Deck OLEDの紹介映像ではOLEDの明るさを示すために「撮影時の照明」として大量のSteam Deck OLEDを使っていた
2023年11月10日に携帯ゲーミングデバイス「Steam Deck」のOLED(有機ELディスプレイ)搭載モデル「Steam Deck OLED」が発表されました。Steam Deck OLEDは画面輝度の高さを特徴の1つとしているのですが、画面の明るさをアピールするために紹介映像撮影時の照明として大量のSteam Deck OLEDが使われていたことや、撮影に用いた機材およびソフトウェアの詳細がValve社員のジェイク・ロドキン氏によって明かされています。
Steam Deck OLEDの発表時に公開された紹介映像が以下。
Introducing Steam Deck OLED - November 16 - YouTube
中央に配置されたSteam Deck OLEDの周囲をカラフルな照明が囲んでいます。
紹介映像の最後には撮影スタジオ全体の明るさが増し、照明の正体がSteam Deck OLEDであったことが明らかになります。
紹介映像は、以下の半球状のフレームにSteam Deck OLEDを大量に取り付けた状態で撮影されました。
Steam Deck OLEDを取り付けて電源を入れるとこんな感じ。Steam Deckでは最大輝度が400ニトでしたが、Steam Deck OLEDでは最大輝度が1000ニトに強化されており、スタジオ全体が明るくなるほどの強力な光を放っています。
Steam DeckやSteam Deck OLEDに搭載されている「Steam OS」はLinuxベースのOSです。このため、ゲームだけでなくLinux向けに開発されたソフトウェアも動作させることが可能。紹介映像の撮影時には、Steam Deck OLEDに配信アプリ「OBS」とネットワークを介した映像送受信を可能とするNDIプラグインがインストールされました。
これにより、大量のSteam Deck OLEDを1台のディスプレイに見立てて映像を配信することが可能になりました。なお、Steam Deck OLEDに映し出す映像はAfter Effectsで作成したとのこと。
以下の投稿に埋め込まれた映像を再生すると、大量のSteam Deck OLEDを搭載したフレームによって多彩な映像表現が可能であることが分かります。
Valve also made a machine that basically turns humans into Steam Decks. pic.twitter.com/AZlvk4T7q0
— Norman Chan (@nchan) November 9, 2023
なお、Steam Deck OLEDの詳細な仕様やSteam Deckとのスペック比較表を以下の記事で詳しくまとめています。
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