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iPhone 15もiPhone 15 Proと同じ新5Gモデムにアップグレードされていることが明らかに、5G通信速度は最大24%向上か


2023年9月13日に発売されたiPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxでは、5GモデムチップがQualcomm製のSnapdragon X70にアップグレードされており、これにより5G通信速度が前モデルと比べて最大24%向上していることが明らかになっています。これまでiPhone 15およびiPhone 15 Plusでは新しい5Gモデムチップが搭載されているのか、それとも古いチップが搭載されているのか不明でした。しかし、iPhone 15にも新しいSnapdragon X70が搭載されていることが明らかになっています。

iPhone 15 uses new Qualcomm modem for upgraded 5G performance - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2023/10/08/iphone-15-upgraded-5g-performance/


iPhone 14・iPhone 14 Plus・iPhone 14 Pro・iPhone 14 Pro MaxというすべてのiPhone 14シリーズに、Qualcomm製の5GモデムチップであるSnapdragon X65が搭載されています。

これに対して、iPhone 15シリーズではiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro MaxでSnapdragon X65の次世代チップとなるSnapdragon X70を搭載していることが判明しています。これにより、iPhone 15 Proは5G通信速度が最大24%も向上していることが、インターネットの通信速度測定ツールであるSpeedSmartの調査により明らかになっていました。

iPhone 15 Proは新モデムにより5G通信速度が最大24%も向上していることが明らかに - GIGAZINE


iPhone 15およびiPhone 15 PlusではiPhone 14シリーズと同じX65が搭載されているのか、それともX70が搭載されているのかは不明でした。しかし、さまざまなガジェットをバラバラに分解している修理業者・iFixitでリード分解技師を務めるShahram Mokhtari氏が、iPhone 15およびiPhone 15 PlusにはX70が搭載されていることを明かしました。


X70は前モデルと比較して消費電力が低下しており、5Gキャリアアグリゲーションのパフォーマンスが改善されており、iPhoneが携帯電話の基地局から遠く離れていてもパフォーマンスが向上するといった利点があります。また、X70を搭載したiPhone 15 Proの5G通信速度が最大24%向上しているため、iPhone 15およびiPhone 15 Plusでも同様に通信速度の向上が期待できそうです。


なお、Appleは独自の5Gモデムチップを開発していると報じられてきましたが、iPhone 15シリーズ発表前日にQualcommとの5Gモデムチップの供給契約を延長したことを発表しているため、2026年まではQualcomm製の5GモデムチップがiPhoneで採用され続けることとなりそうです。

Appleが自社製5Gモデムチップ開発の遅れからQualcommとの契約を2026年まで延長、一体何が起きているのか? - GIGAZINE

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by logu_ii

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