実写ドラマ版「ONE PIECE」の続編制作を原作者・尾田栄一郎が伝える特別映像公開、制作陣は12シーズン程度の展開を希望
2023年8月30日からNetflixで配信がスタートして、世界ランキングの1位を獲得するなど好評の実写ドラマ版「ONE PIECE」の続編制作が決定しました。
'ONE PIECE,' the Instant Global Sensation, Is Coming Back for More on Netflix - About Netflix
https://about.netflix.com/en/news/one-piece-the-instant-global-sensation-is-coming-back-for-more-on-netflix
「ONE PIECE」続編制作決定 - Netflix Japan - YouTube
「麦わら大船団のみなさんへ」とメッセージをしたためる原作者・尾田栄一郎さん。
電伝虫を使って、メッセージを伝えてくれました。
実写版ONE PIECEは大変好評で、無事、続編制作が決定したとのこと。
「この先は麦わらの一味に優秀な船医が必要になってくる気がします」と絵を描き始めた尾田さん。
シーズン2はチョッパー加入エピソードを中心とした構成になりそうです。ただ、脚本制作はまだこれからだそうで、「気長にお待ちください」とのことでした。
Netflixシリーズ「ONE PIECE」は配信開始から2週間で3780万再生を達成し、93カ国でトップ10入り、46カ国で初登場1位を記録しました。
映画批評サイト・Rotten Tomatoesでは1万件以上の評価で96%という視聴者スコアを獲得。Netflix史上最高スコアの1つになったとのこと。
なお、ニュースサイト・Deadlineが制作を手がけたTomorrow Studioのマーティ・アデルスタイン氏とベッキー・クレメンツ氏にインタビューしたところ、すでに6シーズン分の構想はあり、それでも物語の半分ぐらいしか描けないため、12シーズンは作りたいとの回答が得られています。
‘One Piece’ Producers On Winning Over Manga Fans, Finding Luffy & More – Deadline
https://deadline.com/2023/09/one-piece-producers-manga-luffy-interview-1235544012/
ちなみに、同じインタビューでは、日本のアニメを原作とした「カウボーイビバップ」がうまくいかなかったことと「ONE PIECE」が成功したことの違いにも触れられています。「ONE PIECE」の場合、原作者である尾田さんは当初はやるつもりがなかったものの、制作が「プリズン・ブレイク」を手がけたチームだと聞いてやる気になり、アデルスタイン氏が何度も日本を訪れて尾田さんと話をしたそうです。一方で「カウボーイビバップ」の場合、アニメ版の監督だった渡辺信一郎氏は、実写化が嫌いだったわけではないものの、別に作品を実写化したかったわけではなかったため、Netflixシリーズは「アニメ原作のドラマ化」ではなく「アニメを翻案したドラマ化」という形になってしまったとのこと。
この経験からアデルスタイン氏は、まずはクリエイターの賛同を得て、(実写化作品が)祝福されること。そして、作者の生み出したキャラクターに寄り添い、キャラクターのすべての特徴を体現して欲しいというファンの願いもかなえられるようオリジナルに近づけることが大事だと思うと語っています。
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